2022.09.28 | Topics
2022年9月17(土)当院の会場とオンラインのハイブリッドにて、第14回春日井心臓血管セミナーを開催しました。当日はYouTubeの生配信、Zoom、会場合わせて250名以上の方に参加して頂きました。
セッション1では、松波総合病院の森田則彦先生が座長で、当院循環器内科部長の田中昭光先生より、『僧帽弁閉鎖不全症の基礎知識と当院の現状』と題し、2022年5月より当院でも治療ができるようになったマイトラクリップを中心に心臓弁膜症の手術のお話をさせて頂きました。
また、名古屋、岐阜、豊橋の3つの地域で循環器内科の治療を牽引している名古屋ハートセンター循環器内科部長の山本真功先生より、僧帽弁閉鎖不全症治療の最前線であるマイトラクリップについてお話して頂きました。山本先生からは、マイトラクリップでの治療のタイミングや有効性、どんな患者さんに適しているか、カテーテルでの治療の今後についてなど、多様な面からお話をして頂きました。
セッション2では、中津川市民病院の林和德先生を座長に、日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院の伊藤敏明先生より『3D胸腔鏡下心臓手術』と題し、低侵襲手術についてお話して頂きました。実際の正中切開手術と、低侵襲手術の動画や術後の傷あとを見比べながら手術の有用性などについてお話して頂きました。MICS手術はあらゆる弁膜症手術に対して行うことができ、さらには単純な先天性疾患、左房粘液腫なども対象となります。体外循環技術の進歩、内視鏡の進歩、専用器具の発達が、胸腔鏡下心臓手術を支えているとのことでした。
国立循環器病研究センター副院長兼心臓血管外科部門長の藤田知之先生からは、『ロボット手術』と題し、実際の手術風景や日本のロボット手術についての紹介、更には光回線を使った遠隔手術についてお話して頂きました。
いずれの講演も有用性の高い内容で、今後もこのようなセミナーを継続開催し、地域医療に貢献していきたいと思います。
田中 昭光 先生(当院) | 山本 真功 先生 |
伊藤 敏明 先生 | 藤田 知之 先生 |
森田 則彦 先生 | 林 和德 先生 |
▲会場の様子 |
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▲集合写真 |
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