患者様を目の前に実際手術を行う心臓外科医に必要なのは?
“技術、精神力、経験、チームワーク、判断力”
技術、精神力、経験、チームワーク、判断力を併せ持った心臓外科医になることはもちろん養成することは簡単ではありません。
しかし、患者さまにとってそのような心臓外科医に手術してもらうことは当然の権利であり我々の義務であります。我々は患者様からみて最も頼もしい心臓血管外科チームを目指します。
来年からは新専門医制度による後期研修医制度が始まります。心臓外科医になるためには現在研修医2年次(医師臨床研修を平成30年3月末に終了予定)の医師はまずは後期外科専門研修プログラムを受けなければなりません。しかし、心臓血管外科志向の専攻医には心臓血管外科への連動を視野に入れた研修内容(外科専門研修minimum requirementを満たした上で、心臓・血管領域の経験を多く与える)を提供するという心臓血管外科専門医認定機構の方針に従い、後期外科研修においても心臓血管外科研修を十分行っていただきます。
その後サブスペシャリテイ研修として心臓血管外科専門研修を受ける必要があります。
名古屋徳洲会心臓血管外科グループは関連病院である松原徳洲会病院、宇治徳洲会病院、野崎徳洲会病院、東京西徳洲会病院、葉山ハートセンターを含め年間1000例近い心臓血管外科手術を少数精鋭で行なっています。さらに徳洲会グループ心臓血管外科部会、大阪大学心臓血管外科その他多くの病院、グループとの交流、連携を行いながら、臨床中心の心臓血管外科グループで、手術技術を常に最高水準に保ち、臨床では世界をリードする心臓血管外科を目指しています。
最新の治療も行っています
ステントグラフト手術世界的に有名な心臓外科医バチスタ医師との検討会
ドイツからのクライン教授との検討会
術前検討会(毎朝)
病棟入院患者検討会(毎朝)
オフジョブトレーニング
後期研修医による国際学会発表
名古屋徳洲会心臓血管外科グループによる検討会
適切なトレーニングを行い手術全般にわたる実力を身につけることは当然ですが、今後心臓血管外科医としての専門医の取得が必要となってきます。
あなたがもし、心臓血管外科医をめざすのなら、するべき事は
1、厚生省指定研修指定病院での初期研修(卒後2年間)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/rinsyo/index.html
http://www.derukui-dase.com/
2、後期研修医制度による外科専門医プログラム(3年間)外科専門医の取得
心臓血管外科志向の専攻医には心臓血管外科への連動を視野に入れた研修内容(外科専門研修minimum requirementを満たした上で、心臓・血管領域の経験を多く与える)を提供するという心臓血管外科専門医認定機構の方針に従い、後期外科研修においても心臓血管外科研修を十分行っていただきます。
https://www.jssoc.or.jp/procedure/specialist-new/index.html
名古屋徳洲会総合病院新専門医外科プログラムHP
3、心臓血管外科専門プログラム(2年間)
4、5年ごとの専門医の更新
心臓血管外科専門医を取得しても、手術手技を完全にマスターしても、それだけでは一人前の心臓血管外科医として活躍できるかは不明です。心臓という大事な臓器すなわち命を預かる人間として、患者様ご家族様に信頼される医者であることがもっとも重要であります。興味のある方ご質問のある方は遠慮なくご連絡ください。