2018.09.18 | Topics
9月15日に第5回春日井心臓血管セミナーを行いました。
今回は心不全をテーマにクリニックでよく遭遇する心不全から心臓移植、人工心臓が必要な重症心不全についての講演をさせていただきました。
セッションⅠでは春日井市民病院 循環器内科部長の小栗 光俊 先生が『当院における心不全の診療』と題して、春日井市での心不全の診療から予防についての取り組みと病診連携についてお話ししていただきました。特別講演として山口県立総合医療センター 循環器内科診療部長の池田 安宏 先生が『クリニックでよく遭遇する心不全の診断と治療』と題して高齢者の心不全の早期発見、予防と山口での病診連携についてお話がありクリニックの先生方から熱心な質問がありました。
セッションⅡでは名古屋徳洲会総合病院 循環器内科部長の青山 英和 先生が『当院における重症心不全の診療』と題してインペラ、PCPS、植込み型補助人工心臓における当院の取り組みについてお話しされました。そして当院で植込み型補助人工心臓治療を行い4年半元気に自宅で生活されているT氏に登場していただき、現在の状態についてお話しされました。最後に特別講演として東京大学医学部 心臓外科教授の小野 稔 先生から『本邦における心臓移植、人工心臓の現況と今後の発展』について現在の最新の重症心不全治療について講義を頂きました。法改正に伴い心臓移植が少し増加してその成績も海外より優れているものの移植数に関しては世界の標準には程遠いこととであること、人工心臓が小型化高性能化して今後ますます普及するであろうという展望を語ってくれました。
懇親会では春日井市医師会長の乾杯の後今回のテーマについて議論が盛り上がりました。
160名の参加者でした | 林和徳 先生 |
青山 英和 先生 | 池田 安宏 先生 |
小栗 光俊 先生 | 小野 稔 先生 |
植込み型補助人工心臓装着されて4年半経過したT氏からの挨拶がありました | 懇親会 |
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