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2017.01.11 | Topics 

昨年の手術成績等を公開しました。

新年あけましておめでとうございます。2016年までの手術成績を公開させていただきます。

平成10年(1998年)より心臓血管外科を開設して19年になりました。昨年は年間811例の手術で300例近い開心術を行うことができました。

 

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ハイブリッド手術室の導入により、ますすますカテーテルを併用した治療が増えてきており、従来通りの手術統計も困難になりつつあります。経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)は昨年30例させていただきました。右肋間小開胸による僧帽弁手術(MICS手術)も昨年の16例を含め合計121例となりました。冠動脈バイパス手術は増加し、昨年は116例行いました。大動脈瘤手術は胸部106例、腹部65例で緊急が83例でした。そのうちステントグラフト治療が41例でした。

 

syujyutubetu2016

また只腰先生による血管外科手術が発展しており、特にシャント手術が163例と増え、レーザー治療機の導入により静脈瘤手術が53例と飛躍的に増えました。

手術をさせていただいたにもかかわらず命を救えなかった患者さん、合併症で後遺症を残された患者さんも少なからずおられます。患者さん、ご家族様はもとより紹介していただいた医療関係者の皆様に大変申し訳なく思います。多く経験と反省をさせていただいき、今後手術をさせていただく患者さんをより多く救命しお役にたてるように精進してまいります。

本年は、ダビンチ心臓手術認定施設となり、更なる低侵襲である内視鏡心臓手術を行う予定です。植込み型補助人工心臓手術認定施設となり5年が経過しました。本年認定施設の更新も行うことができ、更なる重症心不全治療を内科外科で発展させてまいります。

安全、有効、そして低侵襲な心臓外科治療を目指して頑張ってまいります。本年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

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