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2015.02.02 | Operation 

重症心不全手術(心臓血管外科年報2014より)

一昨年(2013年)に東海地区初の植込み型補助人工心臓手術を行いました。1例目の患者さんは現在脳梗塞で当院に入院中ですが意識もありリハビリを続けています。2014年2月には第2例目の植込み型補助人工心臓手術を行いました。経過は極めて良好で現在自宅で普通の生活を送っています。また大阪大学で施行した東海地区の患者さんの経過観察も行っており、6人の植込み型補助人工心臓患者さんを見させてもらっています。 同時に重症心不全の診療も増えてきました。2014年はPCPS装着を38例、両心補助装置を4例行いました。特に46歳の重症劇症型心筋炎でPCPSにても多臓器障害、うっ血性肺水腫が進行したため両心補助人工心臓を装着しました。臓器障害は改善し心機能の改善とともに13日目に両心補助から離脱でき元気に退院されました。PCPSでも循環不全(臓器障害)、肺うっ血を来す場合もあきらめることなく両心補助人工心臓にて救命できることが判明し今後もこのような症例に対して積極的に取り組んでいきたいと思います。

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