2013.08.25 | International
ミネソタ州ミネアポリス、セントポールに行ってきました。ミシシッピー川を見渡すミネソタ大学(University of Minnesota)は、心臓手術の父と言われるリレハイ(C. Walton Lillehei)が在籍した大学で今でも世界の最先端の心臓治療、研究を行っていました。リレハイは1952年9月2日に低体温法を用いて世界で最初の心臓手術を成功させた。その後人工心肺法を確立していった。世界で最初に心臓移植を行ったノーベル賞受賞者である南アフリカのバーナード(Christiaan Barnard)は彼の弟子です。心臓外科の創生期の苦労と情熱を感じるリレハイ記念館を見学しました。
よく働き、よく遊べ
心臓手術開始当時の人工心肺装置
また現在名実ともに世界ナンバーワンの心臓外科医であるトロントのタイロン デビッド(Tirone E. David)に直接会うことができました。僧帽弁形成術、大動脈弁温存基部置換術を初め世界に先駆けて複雑な心臓手術を数多く成功させてきた心臓外科医に会えて感激しました。同じブラジル出身のバチスタとは違った意味でタイロン デビッドもまさに天才外科医です。70歳近いにもかかわらず現役であり心臓手術に対する情熱は全く衰えてなく、彼の言葉はとても重かったです。
タイロン デビッドと