狭心症は、胸骨裏の不快感や圧迫感として感じられます。典型的には運動時に発生し、休憩をとると回復します。
通常、心臓にかかる負担(および酸素の必要量)が増大し、心臓が必要とする十分な血液を心臓の血管が供給できなくなって発生します。動脈に狭窄が起こると、心臓の血管の血流が制限される場合があります。狭窄はたいてい動脈内の脂肪性沈着物(アテローム動脈硬化)によって発生しますが、冠動脈の攣縮(痙攣性の収縮)によって発生する場合もあります。治療薬には、冠動脈を広げて血流をよくしたり、全身の血管も同時に広げて心臓の負担を軽くしたりする薬などがあります。
代表的な薬剤名 |
亜硝酸アミル |
ジェネリック医薬品 |
なし |
効果 |
血管平滑筋を弛緩させ血管を広げることにより、心筋への血液供給量を増やして、狭心症の急性期症状を速やかに緩解します。また、血中ヘモグロビンのFe2+を酸化し、メトヘモグロビンFe3+を形成します。メトヘモグロビンに含まれるFe3+は競合的にシアンに結合し、ミトコンドリア中のチトクローム酸化酵素のFe3+に特異的に結合したシアン化合物からシアンを解離して、機能を回復させます。 |
服用方法(使用)方法 |
狭心症:通常、1回1管(主成分として0.25mL)を、被覆を除かずそのまま打ち砕き、内容を被覆に吸収させ、鼻孔に当てて吸入します。 |
副作用 |
副作用として、脳貧血、めまい、失神などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 |
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代表的な薬剤名 | バソレーターテープ、ミリステープ、ニトロダームTTS、ミニトロテープ、メディトランステープ |
ジェネリック医薬品 | ニトログリセリンテープ |
効果 | 血管を拡張し、胸が重苦しく圧迫感があったり、締めつけられるような胸痛の発作を予防します。 通常、狭心症の治療に用いられます。 ※ミリステープは狭心症や急性心不全の発作の予防や治療に用いられます。 |
服用(使用)方法 | 通常、成人は1日1回1枚を胸部、腰部、上腕部のいずれかに貼ります。効果が不十分の場合には2枚に増量されます。 ※ミリステープは通常、成人は1回1枚を1日2回、12時間ごとに胸部、上腹部、背部、上腕部または大腿部のいずれかに毎回、場所をかえて貼付します。 |
副作用 | 主な副作用として、貼付部位の発赤、そう痒感、発疹、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 |
代表的な薬剤名 | ミオコールスプレー |
ジェネリック医薬品 | なし |
効果 | 心臓をとりまく冠状動脈を拡げて血流量を増やし、心臓に酸素や栄養を補給するとともに、全身の血管の抵抗を減らして心臓の負担を軽くします。 通常、狭心症発作の寛解(発作をしずめる)に用いられます。 |
服用(使用)方法 | ・通常、成人は 1 回 1 噴霧(主成分として 0.3mg)を舌下(舌の裏側)に噴霧します。効果が不十分な場合 (3 分程たっても発作が良くならないとき)はもう 1 回 1 噴霧に限り追加します。 ・発作が起こったら、できるだけ座った姿勢をとり、口に近づけて息を止めた状態で舌下(舌の裏側)に噴霧してください。なるべく容器を垂直に立てて噴霧してください。 ・はじめて使用する場合は、容器を立てた状態で6〜7回空噴霧してから使用してください。また、しばらく(約1ヵ月)使用していない場合、あるいは横にしたり逆さまの状態で保管・携帯した場合は、使用前に容器を立てた状態で数回空噴霧をして、十分な薬液が出ることを確認してください(空噴霧をするときは、自分やまわりの人などに薬液がかからないようにしてください)。 |
副作用 | 主な副作用として、頭痛、舌のしびれ、舌の刺激、舌の痛み、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 |
代表的な薬剤名 | ニトロペン舌下錠 |
ジェネリック医薬品 | ニトロペン舌下錠 |
効果 | 心臓の血管を拡張させ、心臓に血液や酸素を供給するとともに、全身の静脈血管の抵抗を減らして心臓の負担を軽減させる作用があります。 通常、狭心症・心筋梗塞・心臓喘息の発作をやわらげたり、狭くなっている食道を広げ食物の通りをよくするために用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1〜2錠(主成分として0.3〜0.6mg)を発作時に舌の下に置いて唾液で溶かして服用します。飲み込まないでください。狭心症の場合、効果は通常1〜2分であらわれますが、効果があらわれないときは、さらに1錠(0.3mg)舌の下においてください。さらに数分間たっても効果があらわれないときは、もう1錠舌の下においてください(1回の発作には3錠まで)。 |
副作用 | 主な副作用として、脳貧血、血圧低下、熱感、潮紅、動悸、頭痛、吐き気・嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 |
代表的な薬剤名 | ニトロール錠 |
ジェネリック医薬品 | なし |
効果 | 静脈を広げて心臓の負担を減らすとともに、冠動脈を広げて心筋の酸素不足を改善し、胸の重苦しい圧迫感やしめつけられるような胸痛を速やかに和らげます。 通常、狭心症発作の寛解に用いられます。※ニトロール錠は通常、狭心症や心筋梗塞などの治療に用いられます。 |
服用方法 | ・錠剤:通常、成人は1回1〜2錠(主成分として1回5〜10mg)を1日3〜4回服用または舌の下で溶かしながら服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。 狭心症発作時:通常、成人は1回1〜2錠(主成分として1回5〜10mg)を舌の下で溶かしながら服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、頭痛、めまいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 |
代表的な薬剤名 | ニトロールスプレー |
ジェネリック医薬品 | なし |
効果 | 静脈を広げて心臓の負担を減らすとともに、冠動脈を広げて心筋の酸素不足を改善し、胸の重苦しい圧迫感やしめつけられるような胸痛を速やかに和らげます。 通常、狭心症発作の寛解に用いられます。 |
服用(使用)方法 | ・通常、成人は1回1噴霧(主成分として1.25mg)を口腔内に噴霧します。なお、効果が不十分な場合には、1回1噴霧にかぎり追加します。 ・使用に先立って、初めて使用する際には2〜3回、3日以上間隔を空けて使用する場合には1回、容器を立てた状態で空吹きをして、霧状の噴霧液が出ることを確認してください。 ・発作が起こったら容器を立てて持ち親指でスプレーしてください。口を大きく開けたまま息を止めた状態で、口から2cm以内に近づけて口内に噴霧し、すぐに口を閉じてください。この時、深く吸い込まないでください。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、口内刺激、頭痛、めまいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 |
代表的な薬剤名 | ニトロールRカプセル、フランドル錠、フランドルテープ |
ジェネリック医薬品 | 硝酸イソソルビド徐放錠、硝酸イソソルビドテープ |
効果 | 静脈を広げて心臓の負担を減らすとともに、冠動脈を広げて心筋の酸素不足を改善し、胸の重苦しい圧迫感やしめつけられるような胸痛を起こさないようにします。 通常、狭心症や心筋梗塞などの治療に用いられます。しかし、急に起こった発作をすぐにしずめるために使用する薬ではありません。 |
服用(使用)方法 | ・錠剤、カプセル:通常、成人は主成分として1回20mgを1日2回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。 ・テープ:通常、成人は 1 回 1枚(主成分として 40mg)を胸部、上腹部、背部のいずれかに貼付し、24 時間また は 48 時間ごとに貼りかえますが、症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、頭痛、めまい、動悸、潮紅、嘔吐、上腹部痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 |
代表的な薬剤名 | アイトロール |
ジェネリック医薬品 | 一硝酸イソソルビド |
効果 | 心臓をとりまく冠状動脈を拡げて血流量を増やし、心臓に酸素や栄養を補給するとともに、全身の血管の抵抗を減らして心臓の負担を軽くします。 通常、狭心症の発作の予防や治療に用いられます。急に起こった発作をすぐにしずめるために使用する薬ではありません。 |
服用方法 | 通常、成人は 主成分として1回20mgを1日2回服用しますが、年齢、症状により適宜増減さ れます。効果が不十分な場合は1回40mgを1日2回服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、頭痛、頭重感、めまい、動悸、発疹、そう痒感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・ 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] |
代表的な薬剤名 | アドビオール |
ジェネリック医薬品 | なし |
効果 | β受容体遮断作用により、心臓の過剰な働き(心拍数、心係数、心仕事量の増加)を抑制します。 通常、狭心症、洞性頻脈の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、1回1錠(主成分として5mg)を1日3回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、胃部不快感などの消化器症状、徐脈、眼の涙液分泌減少、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・ 全身のむくみ、呼吸困難、横になるより座っている時に呼吸が楽になる[うっ血性心不全] |
代表的な薬剤名 | アムロジン、ノルバスク |
ジェネリック医薬品 | アムロジピン |
効果 | 細胞内へのCaイオンの流入を減少させ、末梢血管や冠血管の平滑筋を弛緩させることにより、血圧を下げ、狭心症発作を予防またはやわらげます。 通常、高血圧症や狭心症の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・高血圧症:通常、成人は1回主成分として2.5〜5mgを1日1回服用しますが、症状により適宜増減されますが、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量することができます。通常、6歳以上の小児は、1回2.5mgを1日1回服用します。年齢、体重、症状により適宜増減されますが、1日最大量は5mgです。 ・狭心症:通常、成人は1回5mgを1日1回服用しますが、症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、頭痛、ほてり、動悸、めまい、ふらつき、血圧低下などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜などの黄染[劇症肝炎、肝機能障害、黄疸] ・のどの痛み、頭痛、鼻血や歯ぐきの出血[無顆粒球症、白血球減少、血小板減少] ・徐脈、失神、めまい[房室ブロック] ・手足の筋肉の痛み、こわばり、しびれ[横紋筋融解症] |
代表的な薬剤名 | ワソラン |
ジェネリック医薬品 | ベラパミル塩酸塩 |
効果 | 細胞外液のカルシウムイオンが細胞内に流入することを阻止するカルシウム拮抗作用により、心臓の興奮伝導を遅らせ、乱れた脈拍(頻脈性の不整脈)を整える他、冠動脈を広げて心臓への血流を増やし、末梢血管を広げて心臓にかかる負担を軽くして心筋虚血に伴う胸痛などの症状を抑えます。 通常、心房細動・粗動、発作性上室性頻拍、狭心症、心筋梗塞、その他の虚血性心疾患の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・心房細動・粗動、発作性上室性頻拍:通常、成人は1回1〜2錠(主成分として40〜80mg)を1日3回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜減量されます。 ・狭心症、心筋梗塞、その他の虚血性心疾患:通常、成人は1回1〜2錠(主成分として40〜80mg)を1日3回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。 ・小児の頻脈性不整脈(心房細動・粗動、発作性上室性頻拍):通常、小児は主成分として1日3〜6mg/kg(ただし、1日240mgを超えない)を、1日3回に分けて服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜減量されます。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、歯肉肥厚、便秘、頭痛、血圧低下、めまい、吐き気、嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸困難、めまい、意識を失う[心不全、洞停止、房室ブロック、徐脈、意識消失] ・発熱、広範囲の平らな赤い発疹、目の充血、口内炎[皮膚粘膜眼症候群、多形滲出性紅斑、乾癬型皮疹] |
代表的な薬剤名 | ペルサンチン |
ジェネリック医薬品 | ジピリダモール |
効果 | 心臓の血管を広げて血液の流れを改善し、心臓の働きをよくします。 ワーファリンというお薬と一緒に飲んで、心臓弁の手術後に血管内で血液が固まるのを抑えます。 腎臓の病気が原因で尿中に出てくる蛋白を減らします。 |
服用方法 | <心臓の働きをよくするために飲む場合> 通常、成人は主成分として1回25mgを1日3回服用しますが、治療を受ける疾患や、年齢、症状により適宜増減されます。 <血液が固まるのを抑えるために飲む場合> 通常、成人は主成分として1回100mgを1日3〜4回服用しますが、治療を受ける疾患や、年齢、症状により適宜増減されます。 <尿中の蛋白を減らすために飲む場合> 通常、成人は主成分として1回100mgを1日3回服用しますが、治療を受ける疾患や、年齢、症状により適宜増減されます。 ※L(徐放)が名称につくものは通常、成人は1回1カプセル(主成分として150mg)を1日2回服用しますが、治療を受ける疾患や、年齢、症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、頭痛、吐き気、心悸亢進(心臓がドキドキする)、腹痛、脱力感、けん怠感、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・胸の痛み、圧迫感、冷汗などの悪化[狭心症状の悪化] ・黒い点や虫のような物が視野の中に見える、便が黒い、頭痛、など[出血傾向(眼底出血、消化管出血、脳出血等)] ・皮下出血、歯ぐきの出血、鼻血、など[血小板減少] ・発作的な息切れ、喘鳴(呼吸をすると、ヒューヒュー音がする)、眼や唇の回りがはれる、など[過敏症] |
代表的な薬剤名 | コメリアン |
ジェネリック医薬品 | ジラゼプ塩酸塩 |
効果 | 冠血流増加作用、血小板凝集抑制作用、心筋保護作用などにより狭心発作を緩解させるほか、腎臓の糸球体において血小板凝集を抑制し、尿蛋白を減少させます。 通常、狭心症、その他の虚血性心疾患(心筋梗塞を除く)の治療、腎機能障害軽度〜中等度のIgA腎症の尿蛋白減少に用いられます。 |
服用方法 | ・狭心症、その他の虚血性心疾患(心筋梗塞を除く):通常、主成分として1回50mgを1日3回服用します。 ・腎疾患:通常、主成分として1回100mgを1日3回服用します。 いずれの場合も治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、頭痛、頭重感、便秘、腹痛、めまい、ふらつき、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 |
代表的な薬剤名 | ロコルナール |
ジェネリック医薬品 | トラピジル |
効果 | 心臓に酸素・栄養を運ぶ血管を拡張させ、血流量を増加させます。血液の固まりができるのを防いだり、血管の壁に付着するのを抑えます。 通常、狭心症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は主成分として1回100mgを、1日3回服用しますが、年齢、症状により必要に応じて、適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹・発赤、かゆみ、食欲不振、吐き気、頭痛、めまい、胸部圧迫感、動悸などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・ 発熱、中央に浮腫を伴った紅斑(赤い発疹)、眼球結膜の充血[皮膚粘膜眼症候群] ・ 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] |
代表的な薬剤名 | シグマート |
ジェネリック医薬品 | ニコランジル |
効果 | 冠血管を拡張し、冠血流量を増加させ、冠血管攣縮を抑制することにより、胸痛や胸の圧迫感などの症状を 抑制します。 通常、狭心症の治療に用いられます。 |
服用方法 |
通常、成人は主成分として 1回5mgを 1 日3 回服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、頭痛、嘔気・嘔吐、めまい、ほてり、けん怠(感)、発疹などが報告されています。 このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・ 皮膚や白目が黄色くなる、からだがだるい[肝機能障害、黄疸] ・ 口内炎、口の中のただれ[口内潰瘍] ・ 痛みのある斑点が舌にできる[舌潰瘍] ・ 肛門の周りにかぶれ、ただれができる[肛門潰瘍] ・ 腹(特に下腹部)の痛み、便に血が混じる(赤~黒っぽい便が出る)[消化管潰瘍] |
代表的な薬剤名 | バスタレルF |
ジェネリック医薬品 | なし |
効果 | 血管を拡張するなどにより心臓の機能を穏やかにして狭心症発作を予防またはやわらげます。 通常、狭心症、心筋梗塞(急性期を除く)、その他の虚血性心疾患の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠(主成分として3mg)を1日3回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、吐き気、胃部不快感、食欲不振、頭痛、けん怠感、ふらつき、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 |
※服用方法は年齢、症状により適宜増減されることがあります。 医師の指示通りに服用してください。 | |
また、上記の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。 |
監修 名古屋徳洲会総合病院 薬局 箱家 優子