<糖尿病治療薬>
糖尿病とは、血糖値の高い状態が続き、全身のさまざまな臓器に影響が起こる病気です。糖尿病と診断されたときには、たとえ何も症状を感じなくても、様々な合併症を防ぐために、治療に取り組むことがとても大切です。
手術後は食事の前に血糖を測定します。その際血糖値が200mg/dLを超えると、血糖を下げる注射(インスリン)を打ちます。血糖値が高値で推移している場合は血糖を下げる飲み薬が追加になることがあります。
●使用上の注意点
血糖を下げる薬を使用されている方は低血糖症状に注意してください。
●低血糖症状とは下記のような症状のことです。
血糖値 | 症状 | |
60㎎/dL | 生あくび、異常な空腹感 | |
50㎎/dL | 無気力、会話の停滞、認識力の衰え | |
40㎎/dL | 発汗・動悸、手指のふるえ | |
30㎎/dL | 痙攣・昏睡 |
●低血糖時の対策 | |
低血糖の症状が現れたら、すぐに糖分(ジュースや砂糖)を補給してください。(薬剤名:グルコバイ、アカルボース、ベイスン、ボグリボース、セイブルを服用されている方はブドウ糖を補給してください。)症状が治まらない場合はすぐに受診してください。糖分、ブドウ糖などは常に携帯してください。 |
・足りなくなったインスリンを補います 。
・①~⑤のインスリン製剤は「注射してから効果が出るまでの時間」と「インスリンの作用が持続する時間」によって、種類が分けられています。
①超速効型(注射してから効果が出るまでの時間は約10~20分程度で、インスリンの作用が持続する時間は3~5時間と短い)
代表的な 薬品名 |
ノボラピッド |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 膵臓ホルモンの一つインスリンと、構造が少し異なるインスリン(インスリンアナログ)で、細胞のインスリン受容体に結合してブドウ糖の取り込みを促進し、血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | この薬は、持続型インスリン製剤と併用して使用します。 通常、成人は初期に1回主成分として2〜20単位を毎食直前に皮下注射します。注射量は症状や検査所見に応じて適宜増減されますが、持続型インスリン製剤の注射量を含めた維持量は通常1日4〜100単位です。必ず指示された使用方法に従ってください。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖、低血糖昏睡、低血糖痙攣などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下[低血糖] ・全身のかゆみ、じんま疹、喉のかゆみ、ふらつき、動悸、冷や汗が出る、めまい、顔面蒼白、手足が冷たくなる[アナフィラキシーショック] |
代表的な 薬品名 |
フィアスプ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | この薬は、細胞内への糖の取り込み、肝臓で糖を作るはたらきの抑制、および肝臓、筋肉におけるグリコーゲン合成の促進作用などにより血糖値を下げます。また、血糖降下作用が速く発現するよう製剤学的工夫がされています。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | この薬は、持続型インスリン製剤と併用して使用します。 通常、成人は初期に1回2〜20単位を毎食事開始時(食事開始前の2分以内)に皮下注射します。必要な場合は食事開始後(食事開始から20分以内)に皮下注射することもあります。注射量は症状や検査所見に応じて適宜増減されますが、持続型インスリン製剤の注射量を含めた維持量は通常1日4〜100単位です。 通常、小児は毎食事開始時に皮下注射します。必要な場合は食事開始後に皮下注射することもあります。注射量は症状や検査所見に応じて適宜増減されますが、持続型インスリン製剤の注射量を含めた維持量は通常1日0.5〜1.5単位/kgです。 |
副作用 | 主な副作用として、糖尿病網膜症、リポジストロフィー(皮膚脂肪の萎縮・肥厚など)、アレルギー性皮膚疾患、注射/注入部位反応などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下[低血糖] ・全身のかゆみ、じんま疹、喉のかゆみ、ふらつき、動悸、冷や汗が出る、めまい、顔面蒼白、手足が冷たくなる[アナフィラキシーショック] |
代表的な 薬品名 |
ヒューマログ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 細胞内への糖の取り込み、肝臓での糖新生の抑制、および肝臓、筋肉におけるグリコーゲン合成の促進作用などにより血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として2〜20単位を毎食直前に皮下注射しますが、ときに注射回数を増やしたり、持続型インスリン製剤を併用したりすることがあります。症状および検査所見に応じて適宜増減されますが、持続型インスリン製剤を含めた維持量は通常1日4〜100単位です。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖、注射部位の局所反応(腫れ、かゆみ、痛み、発赤)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・高度な空腹感、脱力感、振戦(手足の震え)[低血糖] ・呼吸困難、発汗、全身の発疹[アナフィラキシーショック] ・まぶた・口唇の腫れ、呼吸困難[血管神経性浮腫] |
代表的な 薬品名 |
ルムジェブ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 細胞内への糖の取り込み、肝臓での糖新生の抑制、および肝臓、筋肉におけるグリコーゲン合成の促進作用などにより血糖値を下げます。また、血糖降下作用が速く発現するよう製剤学的工夫がされています。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として2〜20単位を毎食事開始時に皮下注射しますが、必要な場合は注射時間を食事開始後にすることもできます。ときに注射回数を増やしたり、持続型インスリン製剤を併用したりすることがあります。症状および検査所見に応じて適宜増減されますが、持続型インスリン製剤を含めた維持量は通常1日4〜100単位です。必要に応じ持続皮下注入ポンプが用いられます。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖、注射部位の局所反応(発疹、発赤、炎症、痛み、出血、かゆみ)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・高度な空腹感、脱力感、振戦(手足の震え)[低血糖] ・呼吸困難、発汗、全身の発疹[アナフィラキシーショック] ・まぶた・口唇の腫れ、呼吸困難[血管神経性浮腫] |
代表的な 薬品名 |
アピドラ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | ヒトインスリンのアナログ(アミノ酸配列が異なるインスリン)で、肝におけるグルコース産生を阻害したり、筋肉や脂肪組織へのグルコースの取り込みを促進して血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回2~20単位を毎食直前に皮下注射しますが、中間型または持効型溶解インスリン製剤と併用されることがあります。注射量は患者の症状や検査所見に応じて適宜増減されますが、中間型または持効型溶解インスリン製剤の注射量を含めた維持量は通常4~100単位です。 |
副作用 | 主な副作用として、糖尿病性網膜症の顕在化または増悪、低血糖、注射部位の発赤・腫脹・かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・脱力感、強い空腹感、冷汗 [低血糖] ・全身皮膚反応(発疹)、血管神経性浮腫(まぶた・口唇の腫れ)、気管支痙攣 [ショック、アナフィラキシー様症状] |
②速効型(注射してから効果が出るまでの時間は30分~1時間で、インスリンの作用が持続する時間は5~8時間)
代表的な 薬品名 |
ノボリンR |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 膵臓のホルモンの一つインスリンで、細胞のインスリン受容体に結合してブドウ糖の取り込みを促進し、血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は毎食前に主成分として2〜20単位を皮下注射します。なお、注射量は症状および検査所見に応じて適宜増減されます。維持量は通常1日4〜100単位です。ただし、必要により、これらの用量を超えて使用することがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・だるい、高度な空腹感、冷汗[低血糖] ・息苦しい、血圧低下、脈が速い[アナフィラキシーショック] ・まぶた、口唇の腫れ、息苦しい[血管神経性浮腫] |
代表的な 薬品名 |
ヒューマリンR |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 細胞内への糖の取り込み、肝臓での糖新生の抑制、および肝臓、筋肉におけるグリコーゲン合成の促進作用などにより血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として2〜20単位を毎食前に皮下注射します。症状および検査所見に応じて適宜増減されますが、持続型インスリン製剤を含めた維持量は通常1日4〜100単位です。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖、注射部位の局所反応(腫れ、かゆみ、痛み、発赤)などが報告されています。異常が認められたら中止する副作用として、アナフィラキシーショック、血管神経性浮腫などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・高度な空腹感、脱力感、振戦(手足の震え)[低血糖] ・呼吸困難、発汗、全身の発疹[アナフィラキシーショック] ・まぶた・口唇の腫れ、呼吸困難[血管神経性浮腫] |
③中間型(注射してから効果が出るまでの時間は0.5~3時間で、インスリンの作用が持続する時間は18~24時間)
代表的な 薬品名 |
ノボリンN |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 膵臓のホルモンの一つインスリンで、細胞のインスリン受容体に結合してブドウ糖の取り込みを促進し、血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は初期は1回4〜20単位を朝食前30分以内に皮下注射します。ときに回数をふやしたり、他のインスリン製剤を併用します。注射量は症状および検査所見に応じて適宜増減されます。維持量は通常1日4〜80単位です。ただし、必要により、これらの用量を超えて使用することあります。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・だるい、高度な空腹感、冷汗[低血糖] ・息苦しい、血圧低下、脈が速い[アナフィラキシーショック] ・まぶた、口唇の腫れ、息苦しい[血管神経性浮腫] |
代表的な 薬品名 |
ヒューマリンN |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 細胞内への糖の取り込み、肝臓での糖新生の抑制、および肝臓、筋肉におけるグリコーゲン合成の促進作用などにより血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は初期には1回主成分として4〜20単位を朝食前30分以内に皮下注射しますが、ときに回数を増やされたり、他のインスリン製剤を併用されることがあります。症状および検査所見に応じて適宜増減され、維持量は通常1日4〜80単位ですが、必要により上記用量を超えて使用されることがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖、注射部位の局所反応(腫れ、かゆみ、痛み、発赤)などが報告されています。異常が認められたら中止する副作用として、アナフィラキシーショック、血管神経性浮腫などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・高度な空腹感、脱力感、振戦(手足の震え)[低血糖] ・呼吸困難、発汗、全身の発疹[アナフィラキシーショック] ・まぶた・口唇の腫れ、呼吸困難[血管神経性浮腫] |
④持効型(注射してから効果が出るまでの時間は1~2時間で、インスリンの作用が持続する時間はほぼ1日にわたります。トレシーバは42時間以上持続します)
代表的な 薬品名 |
ランタス |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | ヒトインスリンのアナログ(アミノ酸配列が異なるインスリン)で、肝におけるグルコース産生を阻害したり、筋肉や脂肪組織へのグルコースの取り込みを促進して血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は、初期は1回4~20単位を1日1回皮下注射しますが、ときに他のインスリン製剤を併用することがあります。注射時刻は朝食前または就寝前のどちらかで、毎日一定としてください。注射量は症状や検査所見に応じて増減されますが、その他のインスリン製剤の注射量を含めた維持量は、通常1日4~80単位です。ただし、必要により80単位を超えて使用することがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖、糖尿病網膜症の顕在化または増悪、発疹、注射部位の疼痛、体重増加および無力症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・脱力感、強い空腹感、冷汗 [低血糖] ・全身皮膚反応(発疹)、血管神経性浮腫(まぶた・口唇の腫れ)、気管支痙攣 [ショック、アナフィラキシー] |
代表的な 薬品名 |
ランタスXR |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | ヒトインスリンのアナログ(アミノ酸配列が異なるインスリン)で、肝におけるグルコース産生を阻害したり、筋肉や脂肪組織へのグルコースの取り込みを促進して血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は、初期は1回4〜20単位を1日1回皮下注射しますが、ときに他のインスリン製剤が併用されることがあります。注射時刻は毎日一定としてください。注射量は症状や検査所見に応じて増減されますが、その他のインスリン製剤の注射量を含めた維持量は、通常1日4〜80単位です。ただし、必要により80単位を超えて使用することがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖および不眠症、感覚鈍麻、硝子体出血、脂肪肝、全身のかゆみ、注射部位反応、注射部位腫脹、注射部位出血が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・脱力感、強い空腹感、冷汗[低血糖] ・全身皮膚反応(発疹)、血管神経性浮腫(まぶた・口唇の腫れ)、気管支痙攣[ショック、アナフィラキシー] |
代表的な 薬品名 |
レベミル |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 膵臓ホルモンの一つインスリンと、構造が少し異なるインスリン(インスリンアナログ)で、細胞のインスリン受容体に結合してブドウ糖の取り込みを促進し、血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は初期に1日1回主成分として4〜20単位を皮下注射します。注射時刻は夕食前または就寝前のいずれでもかまいませんが、毎日一定とします。他のインスリン製剤との併用で、注射回数が1日2回の場合は朝食前と夕食前、または朝食前と就寝前に注射します。注射量は症状や検査所見に応じて適宜増減されます。維持量は他のインスリン製剤の注射量を含め通常1日4〜80単位ですが、必要により、これらの用量を超えて注射されることもあります。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・脱力・倦怠感、高度な空腹感、冷汗[低血糖] ・呼吸困難、血圧低下、頻脈(脈が速い)[アナフィラキシーショック] ・まぶた・口唇・舌の腫れ、じんましん、呼吸困難[血管神経性浮腫] |
代表的な 薬品名 |
トレシーバ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 膵臓ホルモンの一つインスリンと、構造が少し異なるインスリン(インスリンアナログ)で、細胞のインスリン受容体に結合してブドウ糖の取り込みを促進し、血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は初期に1回4〜20単位を1日1回皮下注射します。注射量は状態に応じて適宜増減されますが、他のインスリン製剤の注射量を含めた維持量は通常1日4〜80単位です。ただし必要により上記用量を超えて使用することがあります。注射時刻は原則として毎日一定としますが、必要な場合は注射時刻を変更できます。 通常、小児は1日1回皮下注射します。注射時刻は毎日一定とします。注射量は状態により適宜増減されます。他のインスリン製剤の注射量を含めた維持量は通常1日0.5〜1.5単位/kgです。ただし必要により上記用量を超えて使用することがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、成人では低血糖、糖尿病網膜症の顕在化または増悪、低血糖性意識消失、体重増加などが、小児では注射部位反応、低血糖などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下[低血糖] ・全身のかゆみ、じんま疹、喉のかゆみ、ふらつき、動悸、冷や汗が出る、めまい、顔面蒼白、手足が冷たくなる[アナフィラキシーショック] |
⑤混合型(超速効型や速効型インスリンと中間型インスリンや持効型インスリンを、いろいろな割合であらかじめ混合したインスリン)
代表的な 薬品名 |
ノボラピッド30ミックス |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 膵臓ホルモンの一つインスリンと、構造が少し異なるインスリン(インスリンアナログ)で、細胞のインスリン受容体に結合してブドウ糖の取り込みを促進し、血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 超速効型インスリンアナログと中間型インスリンアナログを3:7の割合で含む混合製剤で、通常、成人は初期に1回主成分として4〜20単位を1日2回朝夕の食直前に皮下注射します。1日1回注射の場合は朝食直前に皮下注射します。注射量は症状や検査所見に応じて適宜増減されますが、維持量は通常1日4〜80単位です。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖、高血糖、体重増加などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下[低血糖] ・全身のかゆみ、じんま疹、喉のかゆみ、ふらつき、動悸、冷や汗が出る、めまい、顔面蒼白、手足が冷たくなる[アナフィラキシーショック] |
代表的な 薬品名 |
ノボラピッド50ミックス |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 膵臓ホルモンの一つインスリンと、構造が少し異なるインスリン(インスリンアナログ)で、細胞のインスリン受容体に結合してブドウ糖の取り込みを促進し、血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 超速効型インスリンアナログと中間型インスリンアナログを5:5の割合で含む混合製剤で、通常、成人は初期に1回主成分として4〜20単位を1日2回朝夕の食直前に皮下注射します。1日1回注射の場合は朝食直前に皮下注射します。注射量は症状や検査所見に応じて適宜増減されますが、維持量は通常1日4〜80単位です。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下[低血糖] ・全身のかゆみ、じんま疹、喉のかゆみ、ふらつき、動悸、冷や汗が出る、めまい、顔面蒼白、手足が冷たくなる[アナフィラキシーショック] |
代表的な 薬品名 |
ヒューマログミックス25 |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 細胞内への糖の取り込み、肝臓での糖新生の抑制、および肝臓、筋肉におけるグリコーゲン合成の促進作用などにより血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として4〜20単位を1日2回、朝食直前と夕食直前に皮下注射します。なお、1日1回注射のときは朝食直前に皮下注射します。症状および検査所見に応じて適宜増減されますが、維持量は通常1日4〜80単位です。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖、注射部位の局所反応(腫れ、かゆみ、痛み、発赤)などが報告されています。異常が認められたら中止する副作用として、アナフィラキシーショック、血管神経性浮腫などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・高度な空腹感、脱力感、振戦(手足の震え)[低血糖] ・呼吸困難、発汗、全身の発疹[アナフィラキシーショック] ・まぶた・口唇の腫れ、呼吸困難[血管神経性浮腫] |
代表的な 薬品名 |
ヒューマログミックス50 |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 細胞内への糖の取り込み、肝臓での糖新生の抑制、および肝臓、筋肉におけるグリコーゲン合成の促進作用などにより血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として4〜20単位を1日2回朝食直前と夕食直前に皮下注射します。医師の判断に基づき、ときに注射回数を増減されることがありますが、その場合も食直前に注射します。1日1回注射のときは朝食直前に皮下注射します。症状および検査所見に応じて適宜増減されますが、維持量は通常1日4〜80単位です。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖、注射部位の局所反応(腫れ、かゆみ、痛み、発赤)などが報告されています。異常が認められたら中止する副作用として、アナフィラキシーショック、血管神経性浮腫などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・高度な空腹感、脱力感、振戦(手足の震え)[低血糖] ・呼吸困難、発汗、全身の発疹[アナフィラキシーショック] ・まぶた・口唇の腫れ、呼吸困難、じんましん[血管神経性浮腫] |
代表的な 薬品名 |
ライゾデグ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 膵臓ホルモンの一つであるインスリンと、構造が少し異なるインスリン(インスリンアナログ)で、細胞のインスリン受容体に結合してブドウ糖の取り込みを促進し、血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は初期に1回4〜20単位を1日1〜2回皮下注射します。1日1回の注射のときは、主たる食事の直前に注射し、注射時刻は毎日一定とします。1日2回の注射のときは、朝食食前と夕食食前に注射します。症状や検査所見により注射量を増減します。なお、この薬の維持量は通常1日4〜80単位です。ただし必要により上記用量を超えて使用することがあります |
副作用 | 主な副作用として、糖尿病網膜症、体重増加、注射部位反応、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下[低血糖] ・全身のかゆみ、じんま疹、喉のかゆみ、ふらつき、動悸、冷や汗が出る、めまい、顔面蒼白、手足が冷たくなる[アナフィラキシーショック] |
代表的な 薬品名 |
ノボリン30R |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 膵臓のホルモンの一つインスリンで、細胞のインスリン受容体に結合してブドウ糖の取り込みを促進し、血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回4〜20単位を1日2回、朝食前と夕食前30分以内に皮下注射します。なお、1日1回注射のときは朝食前に皮下注射します。注射量は症状および検査所見に応じて適宜増減されます。維持量は通常1日4〜80単位です。ただし、必要により、これらの用量を超えて使用することがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・だるい、高度な空腹感、冷汗[低血糖] ・息苦しい、血圧低下、脈が速い[アナフィラキシーショック] ・まぶた、口唇の腫れ、息苦しい[血管神経性浮腫] |
代表的な 薬品名 |
イノレット30R |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 膵臓のホルモンの一つインスリンで、細胞のインスリン受容体に結合してブドウ糖の取り込みを促進し、血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回4〜20単位を1日2回、朝食前と夕食前30分以内に皮下注射します。なお、1日1回注射のときは朝食前に皮下注射します。注射量は症状および検査所見に応じて適宜増減されます。維持量は通常1日4〜80単位です。ただし、必要により、これらの用量を超えて使用することがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・だるい、高度な空腹感、冷汗[低血糖] ・息苦しい、血圧低下、脈が速い[アナフィラキシーショック] ・まぶた、口唇の腫れ、息苦しい[血管神経性浮腫] |
代表的な 薬品名 |
ヒューマリン3/7 |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 細胞内への糖の取り込み、肝臓での糖新生の抑制、および肝臓、筋肉におけるグリコーゲン合成の促進作用などにより血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として4〜20単位を1日2回、朝食前と夕食前30分以内に皮下注射します。なお、1日1回注射のときは朝食前に皮下注射します。症状および検査所見に応じて適宜増減されますが、維持量は通常1日4〜80単位です。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖、注射部位の局所反応(腫れ、かゆみ、痛み、発赤)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・高度な空腹感、脱力感、振戦(手足の震え)[低血糖] ・呼吸困難、発汗、全身の発疹[アナフィラキシーショック] ・まぶた・口唇の腫れ、呼吸困難[血管神経性浮腫] |
・血糖値が高い時にインスリンの分泌を促進して、血糖値を下げる薬です。
代表的な 薬品名 |
ビクトーザ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | ヒトグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)アナログ注射液と呼ばれる注射薬です。この薬は主に膵臓にはたらきかけ、血糖値が高くなると、インスリンの分泌を促して血糖値を下げます。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は0.9mgを1日1回朝または夕に皮下注射します。ただし、1日1回0.3mgから開始し、1週間以上の間隔で0.3mgずつ増量されます。注射時刻は朝または夕のいずれでもかまいませんが、可能な限り同じ時刻に注射します。注射量は状態に応じて適宜増減されますが、1日に0.9mgで効果不十分な場合には、1週間以上の間隔で0.3mgずつ最高1.8mgまで増量されます。 |
副作用 | 主な副作用として、便秘、吐き気が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下[低血糖] ・強い腹痛、背中の痛み、お腹が張る、吐き気、嘔吐、体重が減る、喉が渇く、尿量が増える、皮膚が黄色くなる、油っぽい下痢が出る[膵炎] ・便やおならが出にくい、吐き気、嘔吐、お腹が減る、腹痛[腸閉塞] |
代表的な 薬品名 |
バイエッタ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬とよばれる薬です。GLP-1受容体を介して、グルコース濃度に依存したインスリン分泌を促進し、またグルカゴン分泌を抑制することで、血糖コントロールを改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は主成分として1回5μgを1日2回朝夕食前60分以内に皮下注射します。使用開始1ヵ月以上経過を目安とし、状態により最大1回10μgまで増量されますが、注射量は医師が決めます。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖症状、吐き気、便秘、食欲減退、嘔吐、腹部不快感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・高度な空腹感、脱力感、振戦(手足の震え)[低血糖] ・むくみ、全身のけいれん、貧血[腎不全] ・嘔吐を伴うような持続的なおなかの痛み、発熱、吐き気[急性膵炎] ・呼吸困難、発汗、全身の発疹、まぶた・口唇の腫れ、じんましん[アナフィラキシー反応、血管浮腫] ・排便・排ガスの停止、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐[腸閉塞] |
代表的な 薬品名 |
ビデュリオン |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 週1回投与で薬効が持続するように製剤的な工夫をしたグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬とよばれる薬です。GLP-1受容体を介して、グルコース濃度に依存したインスリン分泌を促進し、またグルカゴン分泌を抑制することで、血糖コントロールを改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は主成分として1回2mgを1週間に1回皮下注射します。 |
副作用 | 主な副作用として、注射部位のしこり、注射部位のかゆみ、吐き気、嘔吐、下痢、便秘などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・高度な空腹感、脱力感、振戦(手足の震え)[低血糖] ・むくみ、全身のけいれん、貧血[腎不全] ・嘔吐を伴うような持続的なおなかの痛み、発熱、吐き気[急性膵炎] ・呼吸困難、発汗、全身の発疹、まぶた・口唇の腫れ、じんましん[アナフィラキシー反応、血管浮腫] ・排便・排ガスの停止、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐[腸閉塞] |
代表的な 薬品名 |
リキスミア |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬とよばれる薬です。GLP-1受容体を介して、グルコース濃度に依存したインスリン分泌を促進し、グルカゴン分泌を抑制し、また胃内容排出を抑制することで、血糖コントロールを改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は主成分として1回20μgを1日1回朝食前に皮下注射します。ただし、1日1回10μgから開始し、1週間以上注射した後1日1回15μgに増量し、1週間以上投与した後1日1回20μgに増量します。注射量は状態に応じて適宜増減されますが、1日20μgを超えてはいけません。 |
副作用 | 主な副作用として、悪心、低血糖症、嘔吐、食欲不振などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・脱力感、高度な空腹感、手足の震え[低血糖] ・発熱、嘔吐を伴う持続的な腹痛、急に激しく腰や背中が痛む[急性膵炎] ・からだがだるい、ほてり、眼と口唇のまわりのはれ[アナフィラキシー反応] ・まぶたのはれ、唇のはれ、息苦しい[血管浮腫] |
代表的な 薬品名 |
トルリシティ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 週1回の使用で効果が持続するように製剤的な工夫をしたグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬とよばれる薬です。膵臓のGLP-1受容体に働いて、血糖値が高くなるとインスリンの分泌を促して血糖値を下げます。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は、1回0.75mgを1週間に1回皮下注射します。 |
副作用 | 主な副作用として、便秘、吐き気、下痢、上腹部痛などが報告されています。異常が認められたら中止する副作用として、急性膵炎、アナフィラキシー、血管浮腫、腸閉塞が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・高度な空腹感、冷汗、手足の震え[低血糖] ・じんましん、口唇周囲の腫れ、のどの腫れ、呼吸困難[アナフィラキシー、血管浮腫] ・激しい上腹部の痛み、または腰背部の痛み、発熱、吐き気、嘔吐、食欲の低下[急性膵炎] ・腸管内容の通過障害(排便の停止、腹痛、腹部膨満感、食欲不振、悪心、嘔吐)[腸閉塞] ・トイレから離れられないほど頻回に下痢をする、便が泥状か、完全に水のようになっている、吐く[重度の下痢、嘔吐] |
代表的な 薬品名 |
オゼンピック |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 主に膵臓にはたらきかけ、血糖値が高くなると、インスリンの分泌を促して血糖値を下げます。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は、週1回0.5mgを維持用量とし、皮下注射します。ただし、週1回0.25mgから開始し、4週間注射した後、週1回0.5mgに増量します。用量は状態に応じて適宜増減されますが、週1回0.5mgを4週間以上注射しても効果不十分な場合には、週1回1.0mgまで増量されることがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、食欲減退、吐き気、下痢、便秘、嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下[低血糖] ・吐き気、嘔吐、激しい上腹部の痛み、背中の痛み、お腹にあざができる、お腹が張る[急性膵炎] |
代表的な 薬品名 |
リベルサス |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 主に膵臓にはたらきかけ、血糖値が高くなると、インスリンの分泌を促して血糖値を下げます。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は、1日1回7mgを維持用量とし、服用します。ただし、1日1回3mgから開始し、4週間以上服用した後、1日1回7mgに増量します。用量は状態に応じて適宜増減されますが、1日1回7mgを4週間以上服用しても効果不十分な場合には、1日1回14mgまで増量されることがあります。 1日のうちの最初の食事または飲水の前に、空腹の状態で飲んでください。 コップ約半分の水(約120mL以下)とともに、1錠飲んでください。 この薬を飲んでから少なくとも30分は、飲食および他の薬の服用を避けてください。 |
副作用 | 主な副作用として、吐き気、下痢、食欲減退、頭痛、糖尿病網膜症、便秘、嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下[低血糖] ・吐き気、嘔吐、激しい上腹部の痛み、背中の痛み、お腹にあざができる、お腹が張る[急性膵炎] |
・すい臓のランゲルハンス島の細胞に働いてインスリンの分泌量を増やす薬です。
代表的な 薬品名 |
デアメリンS |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | すい臓に作用し、インスリン分泌を促進して血糖を下げます。 通常、インスリン非依存性糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、1日主成分として125〜250mgを服用し、必要に応じ適宜増量され、維持量が定められます。ただし、1日最高量は500mgとされています。1日1回服用では朝食前または後、2回服用では朝夕の食前または食後に服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖、食欲不振、腹部不快感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・発汗、空腹感、手足の震え[低血糖] ・貧血症状、出血傾向、のどの痛み[再生不良性貧血、無顆粒球症] |
代表的な 薬品名 |
ジメリン |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 膵臓のランゲルハンス島に作用して、インスリン分泌を促進することで血糖を下げます。 通常、食事療法・運動療法のみでは十分な効果が得られない、インスリン非依存型糖尿病(2型糖尿病)の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、1日主成分として250mgを1~2回に分けて朝または朝・夕の食前または食後に服用します。必要に応じて適宜増量され維持量が決まりますが、1日の最大量は1,000mgまでです。 |
副作用 | 主な副作用として、肝機能障害(倦怠感、食欲不振、吐き気、黄疸)、発疹、光線過敏症(日光による過度の日焼け、かゆみ、色素沈着)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・脱力感、強い空腹感、発汗、意識障害 [低血糖] ・動悸や息切れ、発熱、のどの痛み [再生不良性貧血、溶血性貧血、無顆粒球症] |
代表的な 薬品名 |
クロルプロパミド |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | すい臓に作用し、インスリン分泌を促進して、血糖(血液中の糖分)を下げます。 通常、インスリン非依存型糖尿病(ただし、食事療法・運動療法のみで十分な効果が得られない場合に限る。)の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、1回主成分として100〜125mgを1日1回朝食前または後に服用しますが、必要に応じ適宜増量され維持量が決められます。1日最高服用量は500mgです。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、腹部不快感、光線過敏症、体温低下、肝機能障害(倦怠感、食欲不振)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・脱力感、空腹感、発汗[低血糖] ・のどの痛み、呼吸困難、口内炎[再生不良性貧血、無顆粒球症] |
代表的な 薬品名 |
グリミクロン、グリミクロンHA |
ジェネリック 医薬品 |
グリクラジド |
効果 | すい臓に作用し、インスリン分泌を促進させて血糖(血液中の糖分)を下げます。 通常、インスリン非依存型糖尿病(成人型糖尿病)の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1日主成分として40mgより開始し、1日1〜2回(朝または朝夕)食前または食後に服用します。維持量は通常1日40〜120mgですが、最大1日160mgです。 |
副作用 | 主な副作用として、皮膚のかゆみ、発疹、吐き気、食欲不振、頭が重いなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・脱力感、高度の空腹感、発汗[低血糖] ・のどの痛み、頭痛、寒気やふるえを伴って高熱が出る[無顆粒球症] ・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜などの黄染[肝機能障害、黄疸] |
代表的な 薬品名 |
オイグルコン、ダオニール |
ジェネリック 医薬品 |
グリベンクラミド |
効果 | すい臓に作用し、インスリン分泌を促進して、血糖(血液中の糖分)を下げます。 通常、インスリン非依存型糖尿病(ただし、食事療法・運動療法のみで十分な効果が得られない場合に限る。)の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、1回主成分として1.25〜2.5mgを1日1回(朝食前または食後)、または1回0.625〜1.25mgを1日2回(朝・夕のそれぞれ食前または食後)、に服用します。症状により適宜増量されますが1日最高量は10mgです。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖症状、発疹、光線過敏症、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・脱力感、空腹感、冷や汗、動悸、頭痛、手足のふるえ、ふらつき、めまい[低血糖] ・発熱、のどの痛み[無顆粒球症] ・立ちくらみ、疲れやすい、頭が重い、めまい、だるい、動く時の動悸や息切れ[溶血性貧血] ・皮膚や白目が黄色くなる、尿が濃くなる、嘔吐、吐き気、食欲不振、かゆみ[肝炎、肝機能障害、黄疸] |
代表的な 薬品名 |
アマリール |
ジェネリック 医薬品 |
グリメピリド |
効果 | 主に膵臓に作用しインスリン分泌を促進します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、主成分として1日0.5〜1mgより開始し、1日1〜2回朝または朝夕、食前または食後に服用します。維持量は通常1日1〜4mgで、必要に応じて適宜増減されますが、1日最高服用量は6mgまでです。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖または低血糖症状、吐き気、下痢、胃不快感、めまいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・強い異常な空腹感、脱力感、冷汗[低血糖] ・貧血症状(疲れやすい、全身倦怠感、動悸など)、発熱、赤褐色尿[溶血性貧血] ・のどの痛み、頭痛、寒気や震えを伴って高熱が出る[無顆粒球症] ・貧血症状(全身倦怠感、動悸など)、出血傾向(鼻血など)、発熱[汎血球減少症] ・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] |
・すい臓のランゲルハンス島の細胞に働いてインスリンの分泌量を増やす薬です。
SU薬と比較して効き目が速く、食事の直前に服用すれば、インスリンがすぐに増えて血糖値が高くなるのを抑えられます。
代表的な 薬品名 |
ファスティック、スターシス |
ジェネリック 医薬品 |
ナテグリニド |
効果 | 膵臓にあるランゲルハンス島のβ細胞を刺激して、食後の早期のインスリン分泌を促進し、血糖上昇を抑えます。2型糖尿病の食後高血糖を改善し、さらに食後血糖2時間値、HbA1c値も低下させます。 通常、2型糖尿病における食後血糖推移の改善に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は 1 回 主成分として 90mgを 1日 3 回毎食直前(食前 10 分以内)に服用します。効果が不十分な場合は、経過を観察しながら 1回量を 120mg まで増量されることがあります。 (食後服用では効果が弱まります。効果的に食後の血糖上昇を抑制するため、必ず食直前に服用してください。) |
副作用 | 副作用として、低血糖症状、吐き気、おなかが張る感じ、腹痛、便秘、下痢、発疹、かゆみ、蕁麻疹、多形紅斑、頭痛、動悸などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・冷や汗が出る、寒気、めまい[低血糖] ・全身がだるい、食欲がない、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] ・急激に胸部をしめつける感じがする、胸が痛む、冷や汗が出る[心筋梗塞] |
代表的な 薬品名 |
グルファスト |
ジェネリック 医薬品 |
ミチグリニドCa |
効果 | 膵臓のβ細胞を刺激してインスリン分泌を促し、食後の血糖の上昇(食後高血糖)を抑えます。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は主成分として1回10mgを1日3回毎食直前(5分以内)に服用しますが、症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖症状、体重増加、浮腫、便秘、腹部膨満などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・急激な前胸部の圧迫感、狭心痛、冷汗[心筋梗塞] ・冷汗、空腹感、手足の震え[低血糖] ・全身倦怠感、吐き気、皮膚や結膜などが黄色くなる[肝機能障害] |
代表的な 薬品名 |
シュアポスト |
ジェネリック 医薬品 |
レパグリニド |
効果 | 膵臓に作用しインスリン分泌を促進して、食後の血糖の上昇(食後高血糖)を抑え、血糖を改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として0.25mgを1日3回食直前(10分以内)に服用することから始めます。維持量は、通常1回0.25〜0.5mgを1日3回毎食直前(10分以内)に服用します。必要に応じて適宜増減され、1回量を1mgまで増量されることがあります。 (食後服用では効果が弱まります。効果的に食後の血糖上昇を抑制するため、必ず食直前に服用してください。) |
副作用 | 主な副作用として、低血糖、低血糖症状、めまい・ふらつき、振戦(手足のふるえ)、空腹感、じんま疹、紅斑(紅い斑点)、かゆみ、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・めまい・ふらつき、ふるえ、空腹感[低血糖] ・全身倦怠感、食欲不振、吐き気[肝機能障害] ・前胸部の圧迫感、狭心痛、冷汗[心筋梗塞] |
・肝臓や筋肉のインスリンに対する反応を良くする作用、肝臓が糖を作って血液中に送り出すことを抑える作用、消化管からの糖の吸収を抑える作用などのある薬です。
代表的な 薬品名 |
メトグルコ |
ジェネリック 医薬品 |
メトホルミン塩酸塩MT |
効果 | 筋肉での糖利用を促進したり、肝臓で糖をつくるのを抑制したりして血液中の糖(血糖値)を減らします。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は主成分として1日500mgを1日2〜3回に分けて食直前または食後に服用することから始めます。維持量は、効果を見ながら決められますが、通常、1日750〜1,500mgを1日2〜3回に分けて服用します。通常、10歳以上の小児は1日500mgを1日2〜3回に分けて食直前または食後に服用することから始めます。維持量は、効果を見ながら決められますが、通常、1日500〜1,500mgを1日2〜3回に分けて服用します。症状により適宜増減されますが、1日最大服用量は成人で2,250mg、10歳以上の小児で2,000mgです。 |
副作用 | 主な副作用として、下痢、吐き気、食欲不振、腹痛、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・胃腸障害、倦怠感、過呼吸(深く大きい呼吸)[乳酸アシドーシス] ・脱力感、高度の空腹感、発汗[低血糖] ・全身倦怠感、吐き気、皮膚や結膜などが黄色くなる[肝機能障害、黄疸] ・手足の筋肉の痛み、こわばり、全身倦怠感[横紋筋融解症] |
代表的な 薬品名 |
グリコラン、メトグルコ |
ジェネリック 医薬品 |
メトホルミン塩酸塩、メトホルミン塩酸塩MT |
効果 | 肝臓で糖をつくるのを抑えたり、筋肉での糖の利用を促したりして、血糖を下げます。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1日2錠(主成分として500mg)から開始し、1日2〜3回に分けて食後に服用を始めます。維持量は効果を観察しながら決められますが、1日最高用量は3錠(750mg)です。 |
副作用 | 主な副作用として、下痢、食欲不振、腹痛、吐き気、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・吐き気・嘔吐・下痢などの胃腸症状、体がだるい、筋肉痛、過呼吸[乳酸アシドーシス] ・空腹感、脱力感、冷や汗[低血糖] ・体がだるい、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] ・手足の筋肉の痛み、こわばり、しびれ、手足に力がはいらない[横紋筋融解症] |
代表的な 薬品名 |
– |
ジェネリック 医薬品 |
ジベトス、ブホルミン塩酸塩 |
効果 | ビグアナイド系の血糖降下剤で、グリコーゲンやブドウ糖の分解を促進させ、筋肉での糖利用を促し、肝臓における糖の生成、放出を抑えることにより、血糖を下げます。 通常、インスリン非依存型糖尿病(2型糖尿病)の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、1日主成分として100mgより開始し、1日2〜3回に分けて食後に服用します。維持量は効果を見ながら決められますが、1日最高服用量は1日150mgです。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、全身倦怠感、頭痛、頭重、眠気などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・胃腸症状、倦怠感、筋肉痛[乳酸アシドーシス] ・脱力感、高度の空腹感、発汗[低血糖] |
・腸で二糖類から単糖類への分解を阻害し、デンプンや砂糖が吸収されるのを抑え、ブドウ糖の吸収を遅らせることにより、食後の高血糖を抑える薬です。
代表的な 薬品名 |
ベイスン |
ジェネリック 医薬品 |
ボグリボース |
効果 | 腸管において二糖類から単糖類へ分解を担う酵素(α-グルコシダーゼ)を阻害することで、糖質の消化・吸収を遅延させ、食後の過血糖を改善します。 通常、糖尿病の食後過血糖の改善に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として0.2mgを1日3回食直前に服用します。効果が不十分な場合は1回0.3mgまで増量されます。 (必ず食直前に服用してください。万一、飲み忘れた場合は、食事中でも良いのですぐに飲むようにしましょう。) |
副作用 | 主な副作用として、発疹、かゆみ、下痢、軟便、腹鳴、腹痛、便秘、食欲不振、吐き気、嘔吐、胸やけ、光線過敏症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・発汗、めまい、脱力感 [低血糖] ・腹部膨満、放屁増加 [腸閉塞] ・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [劇症肝炎、重篤な肝機能障害、黄疸] ・便秘、手の羽ばたき振戦(震え)、意識障害 [高アンモニア血症の増悪、意識障害] |
代表的な 薬品名 |
グルコバイ |
ジェネリック 医薬品 |
アカルボース |
効果 | 小腸に存在するαグルコシダーゼ(二糖類分解酵素)を阻害して二糖類の単糖類への分解を抑え、また唾液や膵液中のαアミラーゼも阻害して、食後の急激な血糖上昇を抑えます。 通常、糖尿病の食後に起こる過血糖の改善に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として100mgを1日3回食直前に服用します。1回50mgから開始され、状態確認後に1回100mgに増量されることもあります。年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、腹部膨満、放屁増加、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・脱力・倦怠感、空腹感、冷汗[低血糖] ・腹痛、腹部膨満、吐き気・嘔吐[腸閉塞] ・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] |
代表的な 薬品名 |
セイブル |
ジェネリック 医薬品 |
ミグリトール |
効果 | 炭水化物をブドウ糖に分解する酵素を阻害し、糖の消化吸収を遅延させることにより食後の過血糖を改善します。 通常、糖尿病の食後過血糖の改善に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は主成分として1回50mgを1日3回食直前に服用します。効果が不十分な場合には、1回量を75mgまで増量されることがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、お腹が鳴る、腹部膨満、下痢、低血糖、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・冷汗、空腹感、手足の震え[低血糖] ・排便の停止、腹痛、腹部膨満感[腸閉塞] ・全身倦怠感、吐き気、皮膚や結膜などが黄色くなる[肝機能障害、黄疸] |
・肝臓や筋肉のインスリンに対する反応を良くして、血液中のブドウ糖が肝臓や筋肉に取り込まれやすくする薬です。
代表的な 薬品名 |
アクトス |
ジェネリック 医薬品 |
ピオグリタゾン |
効果 | インスリンの働きを高めることによって、高血糖を改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として15~30mgを1日1回朝食前または朝食後に服用します。性別・年齢・症状により適宜増減されますが、1日45mgが上限です。 インスリン製剤と併用する場合は、通常、成人は1回主成分として15mgを1日1回朝食前または朝食後に服用します。性別・年齢・症状により適宜増減されますが、1日30mgが上限です。 |
副作用 | 主な副作用として貧血、血圧上昇、動悸、胸部圧迫感、顔面潮紅、発疹、かゆみ、吐き気、嘔吐、胃部不快感、胸やけ、腹痛、腹部膨満感、下痢、便秘、食欲亢進、食欲不振、めまい、ふらつき、頭痛、眠気、倦怠感、脱力感、しびれ、体重増加、糖尿病性網膜症の悪化、息切れなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・むくみ、急激な体重増加、息切れ [心不全] ・むくみ、急激な体重増加 [浮腫] ・食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害・黄疸] ・冷や汗、空腹感、手足のふるえ [低血糖] ・脱力感、筋肉痛、赤褐色尿 [横紋筋融解症] |
・栄養素が消化管に入ると、小腸の粘膜から、すい臓からのインスリン分泌を促進するホルモン(インクレチン)が分泌されます。
DPP-4阻害薬は、このホルモン(インクレチン)を分解する酵素(DPP-4)の働きを抑えてインクレチンを増やすことで、インスリンの分泌量を増やします。
代表的な 薬品名 |
ジャヌビア、グラクティブ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 血糖を一定に保つ働きをするインクレチンを分解する酵素を阻害することにより、血糖が高い時にインスリン分泌促進作用並びにグルカゴン濃度低下作用を増強し血糖コントロールを改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・腎機能が正常あるいは低下していても軽度な方(軽度腎機能障害):通常、成人は主成分として1回50mgを1日1回服用しますが、効果が不十分・の場合には、経過を十分に観察しながら1日1回100mgまで増量されることがあります。 ・腎機能が低下している方(中等度腎機能障害):通常、成人は主成分として1回25mgを1日1回服用しますが、効果が不十分の場合には、経過を十分に観察しながら1日1回50mgまで増量されることがあります。 ・腎機能が低下している方(重度腎機能障害、末期腎不全):通常、成人は主成分として12.5mgを1日1回服用しますが、効果が不十分の場合には、経過を十分に観察しながら1回25mgを1日1回まで増量されることがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖症、便秘などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸困難、蕁麻疹、目や口唇周囲の腫れ[アナフィラキシー反応] ・発熱、紅斑、眼の充血[皮膚粘膜眼症候群、剥脱性皮膚炎] ・寒気、空腹感、手足のふるえ[低血糖] ・食欲不振、全身倦怠感、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] ・尿量減少、全身のむくみ、倦怠感[急性腎障害] ・激しい上腹部の痛み、腰背部の痛み、吐き気[急性膵炎] ・発熱、から咳、呼吸困難[間質性肺炎] ・排便の停止、腹痛、腹部膨満感[腸閉塞] ・手足の筋肉の痛み、こわばり、しびれ[横紋筋融解症] ・出血が止まりにくい、あおあざができる、皮下出血[血小板減少] ・水ぶくれ、びらん、紅斑[類天疱瘡] |
代表的な 薬品名 |
エクア |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 血糖値を調節するホルモンであるインクレチンを分解する酵素を阻害し、血糖値に応じてインスリンの分泌を促進するなどして、血糖コントロールを改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠(主成分として50mg)を1日2回朝、夕に服用します。症状により1回1錠(50mg)を1日1回朝服用とされる場合があります。 |
副作用 | 主な副作用として、空腹、便秘、無力症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・全身倦怠感、皮膚や白目が黄色くなる、食欲不振[肝炎、肝機能障害] ・まぶた・唇・舌の腫れ、息苦しい、蕁麻疹[血管浮腫] ・ふらつき、脱力感、冷汗[低血糖症] ・筋肉の痛み、脱力感、赤褐色の尿[横紋筋融解症] ・激しい上腹部の痛み、腰背部の痛み、嘔吐[急性膵炎] ・腹部膨満感、持続する腹痛、嘔吐[腸閉塞] ・から咳、呼吸困難、発熱[間質性肺炎] ・かゆみの激しい水疱[類天疱瘡] |
代表的な 薬品名 |
ネシーナ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 血糖値を一定に保つ働きをするホルモンであるインクレチンを分解する酵素(DPP-4)を阻害します。 血糖値が高いときにインスリン分泌を促し、グルカゴン分泌を抑制して、血糖コントロールを改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として25mgを1日1回服用します。中等度以上の腎機能障害患者では、腎機能の程度により減量されます。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、かゆみ、蕁麻疹、お腹が張る、腹痛、胃腸炎、便秘、頭痛、めまい、手足のしびれ、倦怠感、鼻咽頭炎、むくみ、動悸、関節痛、筋肉痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・冷や汗がでる、空腹感、手足のふるえ[低血糖] ・持続的な激しい腹痛、嘔吐[急性膵炎] ・食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害・黄疸] ・発熱、全身倦怠感、皮膚・眼・口内の発疹、赤い発疹[皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑] ・脱力感、筋肉痛、褐色の尿[横紋筋融解症] ・便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐[腸閉塞] ・発熱、咳、呼吸困難[間質性肺炎] ・水ぶくれ、びらん、赤い発疹[類天疱瘡] |
代表的な 薬品名 |
トラゼンタ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | インクレチンを分解する酵素を阻害することにより、血糖が高い時にインスリン分泌促進作用並びにグルカゴン放出抑制作用を増強し血糖コントロールを改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠(主成分として5mg)を1日1回服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖症、便秘、鼓腸、腹部膨満などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・冷汗、空腹感、手足のふるえ[低血糖症] ・高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛[腸閉塞] ・体がだるい、食欲不振、吐き気[肝機能障害] ・水ぶくれ、びらん、紅斑[類天疱瘡] ・咳嗽、呼吸困難、発熱[間質性肺炎] ・激しい上腹部の痛み、腰背部の痛み、吐き気[急性膵炎] |
代表的な 薬品名 |
テネリア |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 血糖値を調節するホルモンであるインクレチンを分解する酵素を阻害し、血糖値に応じてインスリンの分泌を促進するなどして、血糖コントロールを改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は主成分として20mgを1日1回服用しますが、効果が不十分な場合には40mgを1日1回服用まで増量される場合があります。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖症、便秘、腹部膨満、腹部不快感、吐き気、腹痛、鼓腸、口内炎、湿疹、発疹、かゆみ、皮膚炎、けん怠感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・冷や汗がでる、空腹感、手足のふるえ [低血糖] ・高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛 [腸閉塞] ・全身けん怠感、食欲不振、皮ふや白目が黄色くなる [肝機能障害] ・から咳、呼吸困難、発熱 [間質性肺炎] ・水ぶくれを伴う発疹 [類天疱瘡] ・激しい上腹部の痛み、腰背部の痛み、吐き気 [急性膵炎] |
代表的な 薬品名 |
スイニー |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 血糖値を一定に保つ働きをするホルモンであるインクレチンを分解する酵素(DPP-4)を阻害します。血糖値が高いときにインスリン分泌を促し、グルカゴン分泌を抑制して、血糖コントロールを改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠(主成分として100mg)を1日2回朝、夕に服用しますが、効果が不十分な場合には、経過を十分に観察しながら1回2錠(200mg)まで増量される場合があります。重度以上の腎機能障害患者では、腎機能の程度により減量されます。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖症、便秘、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・冷汗、空腹感、手足の震え[低血糖] ・排便の停止、腹痛、腹部膨満感[腸閉塞] ・持続的な激しい腹痛、嘔吐[急性膵炎] ・水ぶくれ、びらん[類天疱瘡] |
代表的な 薬品名 |
オングリザ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 血糖値を一定に保つ働きをするホルモンであるインクレチンを分解する酵素(DPP-4)を阻害します。血糖値が高いときにインスリン分泌を促し、血糖コントロールを改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠(主成分として5mg)を1日1回服用します。症状によっては1回2.5mgを1日1回服用となる場合があります。中等度以上の腎機能障害患者では、1回2.5mgを1日1回服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖症、便秘、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・めまい、空腹感、脱力感[低血糖症] ・急に激しくおなかが痛む、急に激しく腰や背中が痛む、吐き気[急性膵炎] ・眼と口唇のまわりのはれ、息苦しい、じんましん[過敏症反応] ・激しい腹痛、嘔吐、排便・排ガスの停止[腸閉塞] ・水疱、びらん、紅斑[類天疱瘡] |
代表的な 薬品名 |
ザファテック |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 血糖値を一定に保つ働きをするホルモンであるインクレチンを分解する酵素(DPP-4)を阻害します。 血糖値が高いときにインスリン分泌を促して、血糖コントロールを改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として100mgを1週間に1回決められた曜日に服用します。中等度の腎機能障害患者では、腎機能の程度により減量されます。 |
副作用 | 主な副作用として、鼻咽頭炎、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・冷や汗がでる、空腹感、手足のふるえ[低血糖] ・水ぶくれ、びらん、赤い発疹[類天疱瘡] |
代表的な 薬品名 |
マリゼブ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 血糖を一定に保つ働きをするインクレチンを分解する酵素を阻害することにより、血糖が高い時にインスリン分泌促進作用並びにグルカゴン濃度低下作用を増強し血糖コントロールを改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として25mgを週1回服用します。重度、末期腎不全では1回12.5mgを週1回服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖症、便秘などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・寒気、空腹感、手足のふるえ[低血糖] |
・糖を尿に排泄して、血糖値を下げる薬です。
代表的な 薬品名 |
スーグラ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 腎臓で糖を再吸収する SGLT2 を阻害することで、過剰な糖を尿と一緒に排出させて血糖値を下げます。 通常、1 型糖尿病および 2 型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・2型糖尿病:通常、成人は 1 回 2主成分として 50mgを 1日1 回朝食前または朝食後に服用します。効果が不十分な場合には、経過を十分に観察しながら 1日1回 100mgまで増量され ることがあります。 ・1型糖尿病:通常、成人はインスリン製剤との併用において、1 回 主成分として 50mg を1日1回朝食前または朝食後に服用します。効果が不十分な場合には、経過を十分に観察しながら1日1回 100mgまで増量されることがあります。 いずれの場合も、重い肝機能障害があると低用量から服用する場合があります。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖、頻尿、口渇、便秘、体重減少、膀胱炎、ケトーシス、陰部そう痒症(かゆみ)、 頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・ふらつき、脱力感、発汗、空腹感、手足の震え [低血糖] ・寒気、発熱、脇腹の痛み、背部痛、腰痛 [腎盂腎炎] ・のどの渇き・口の渇き、尿の量が多い、めまい・ふらつき [脱水] |
代表的な 薬品名 |
フォシーガ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 腎臓において、血液中から一度ろ過されたグルコース(ブドウ糖)を再び血液中へもどす作用(再吸収)を抑制し、尿糖として排泄することにより、血糖コントロールを改善します。 通常、1型糖尿病および2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・2型糖尿病:通常、成人は1回1錠(主成分として5mg)を1日1回服用します。なお、効果が不十分な場合には、1回10mgを1日1回服用に増量されることがあります。 ・1型糖尿病:通常、成人はインスリン製剤との併用において、1回1錠(主成分として5mg)を1日1回服用します。なお、効果が不十分な場合には、1回2錠(10mg)を1日1回服用に増量されることがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、頻尿、口渇、性器感染、尿路感染、尿量増加などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・ふらつき、脱力感、冷や汗、動悸、手足のふるえ[低血糖] ・寒気、発熱・高熱、脇腹の痛み、背部痛、関節・筋肉の痛み[腎盂腎炎・外陰部および会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)・敗血症] ・尿量の変化、のどが渇く、からだがだるい、脱力感、めまい、皮膚の乾燥[脱水] ・吐き気、嘔吐(おうと)、食欲不振、腹痛、激しいのどの渇き、倦怠感(けんたいかん)、深く大きい呼吸、意識の低下[ケトアシドーシス] |
代表的な 薬品名 |
ルセフィ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 腎臓の近位尿細管でグルコースの再吸収を抑え、体内の余分なグルコースを尿中に排泄させることで、血糖値を低下させます。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回に主成分として2.5mgを1日1回朝食前または朝食後に服用しますが、症状により1回5mgを1日1回に増量されます。 |
副作用 | 主な副作用として、頻尿、低血糖症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・冷や汗、手足の震え、空腹感[低血糖] ・発熱、わき腹・腰の痛み、陰部の腫れや痛み[腎盂腎炎、外陰部および会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)、敗血症] ・口やのどの渇き、意識のうすれ、過呼吸[脱水] ・吐き気・嘔吐、食欲がない、全身のだるさ、息苦しさ[ケトアシドーシス] |
代表的な 薬品名 |
デベルザ、アプルウェイ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 腎臓に作用し、尿中へのグルコース排泄を促進することで、血糖を低下させます。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は主成分として20mgを1日1回朝食前または朝食後に服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、口渇、頻尿などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・ふらつき、脱力感、冷や汗、めまい、頭痛、動悸、空腹感、手足のふるえ[低血糖] ・寒気、発熱、脇腹の痛み、背部痛[腎盂腎炎] ・寒気やふるえを伴う急激な高熱がでる、関節の痛み、筋肉の痛み[敗血症] ・過尿量の変化、からだがだるい、のどが渇く、脱力感、めまい、皮膚の乾燥[脱水] ・吐き気、嘔吐、食欲がない、腹痛、過度な口渇、からだがだるい、息苦しい、意識の低下[ケトアシドーシス] |
代表的な 薬品名 |
カナグル |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 腎臓で糖を再吸収する役割を持つたんぱく質(SGLT2)を阻害し、血中に過剰に存在する糖を尿中へ排せつすることで血糖値を下げます。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠(主成分として100mg)を1日1回朝食前または朝食後に服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖症、頻尿、便秘などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・冷や汗がでる、空腹感、手足のふるえ [低血糖] ・のどが渇く、からだがだるい、めまい [脱水] ・吐き気・嘔吐、深く大きい呼吸、意識・判断力の低下 [ケトアシドーシス] ・寒気、発熱、脇腹・背部の痛み [腎盂腎炎、敗血症] |
代表的な 薬品名 |
ジャディアンス |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 腎臓においてグルコースを再吸収するSGLT2を阻害することにより、尿中のグルコース排泄量を増加させ、血糖を低下させます。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として10mgを1日1回、朝食前または朝食後に服用します。なお、効果が不十分な場合には、1回25mgを1日1回に増量されることがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、頻尿、低血糖、口渇、便秘などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・脱力感、空腹感、冷汗[低血糖] ・口渇、多尿・頻尿、血圧低下[脱水] ・吐き気・嘔吐、食欲減退、腹痛[ケトアシドーシス] ・寒気、発熱、脇腹・背部の痛み[腎盂腎炎、敗血症] |
代表的な 薬品名 |
ツイミーグ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 筋肉での糖利用を促進したり、肝臓での糖の生成を抑制したりして血液中の糖(血糖値)を改善します。 また、血糖値に応じてインスリンの分泌を促進し、血糖値を改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回2錠(主成分として1,000mg)を1日2回朝、夕に服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、吐き気、下痢、便秘などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・脱力感、空腹感、発汗[低血糖] |
代表的な 薬品名 |
ゾルトファイ配合注 |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
特徴 | 糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:ビクトーザ)と糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:トレシーバ)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | 骨格筋および脂肪細胞における糖の取り込みを促進し、肝臓におけるグルコース産生を阻害することにより血糖値を下げます。また、膵臓にはたらきかけ、血糖値が高くなると、インスリンの分泌を促して血糖値を下げます。 通常、インスリン療法が適応となる2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は使用開始時に1日1回10ドーズを皮下注射します。注射量は状態に応じて適宜増減されますが、1日に50ドーズを超えることはありません。注射時刻は原則として毎日一定とします。 |
副作用 | 主な副作用として、便秘が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下[低血糖] ・全身のかゆみ、じんま疹、喉のかゆみ、ふらつき、動悸、冷や汗が出る、めまい、顔面蒼白、手足が冷たくなる[アナフィラキシーショック] ・強い腹痛、背中の痛み、お腹が張る、吐き気、嘔吐、体重が減る、喉が渇く、尿量が増える、皮膚が黄色くなる、油っぽい下痢が出る[膵炎] ・便やおならが出にくい、吐き気、嘔吐、お腹が張る、腹痛[腸閉塞] |
代表的な 薬品名 |
ソリクア配合注 |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
特徴 | 糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:ランタス)と糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:リキスミア)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | 肝におけるグルコース産生を阻害したり、筋肉や脂肪組織へのグルコースの取り込みを促進して血糖値を下げます。また、グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体を介して、グルコース濃度に依存したインスリン分泌を促進し、グルカゴン分泌を抑制し、また胃内容排出を抑制することで、血糖コントロールを改善します。 通常、インスリン療法が適応となる2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は、5〜20ドーズを1日1回朝食前に皮下注射します。ただし、1日1回5〜10ドーズから開始します。注射量は、状態に応じて適宜増減されますが、1日20ドーズを超えることはありません。 必ず、朝食前1時間以内に皮下注射してください。食後の注射は行わないでください。 |
副作用 | 主な副作用として、吐き気、低血糖、腹部不快感、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・高度な空腹感、脱力感、振戦(手足の震え)[低血糖] ・発熱、嘔吐を伴う持続的な腹痛、急に激しく腰や背中が痛む[急性膵炎] ・全身皮膚反応(発疹)、血管神経性浮腫(まぶた・口唇の腫れ、呼吸困難)、気管支痙攣[ショック、アナフィラキシー] |
代表的な 薬品名 |
メタクト配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
特徴 | 糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:アクトス)と糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:メトグルコ)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | インスリンの働きを高めたり、肝臓で糖をつくるのを抑制したりすることによって、高血糖を改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠を1日1回朝食後に服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、貧血、血圧上昇、動悸、胸部圧迫感、顔面潮紅、発疹、かゆみ、吐き気、嘔吐、胃部不快感、胸やけ、腹痛、腹部膨満感、下痢、便秘、食欲亢進、食欲不振、消化不良、めまい、ふらつき、頭痛、頭重、眠気、倦怠感、脱力感、しびれ、体重増加、糖尿病性網膜症の悪化、息切れ、筋肉痛、味覚異常などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・むくみ、急激な体重増加、息切れ、動悸[心不全] ・吐き気、下痢、倦怠感、筋肉痛[乳酸アシドーシス] ・むくみ、急激な体重増加[浮腫] ・食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝障害・黄疸] ・冷や汗がでる、空腹感、手足のふるえ[低血糖] ・脱力感、筋肉痛、褐色の尿[横紋筋融解症] ・みぞおちの痛み、吐き気、黒色の便[胃潰瘍の再燃] ・発熱、せき、呼吸困難[間質性肺炎] |
代表的な 薬品名 |
ソニアス配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
特徴 | 糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:アクトス)と糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:アマリール)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | 膵臓でのインスリン分泌を促進し、さらに全身のインスリンの働きを高めることによって、高血糖を改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠を1日1回朝食前または朝食後に服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、低血糖、低血糖様症状、貧血、血圧上昇、動悸、胸部圧迫感、顔面潮紅、発疹、かゆみ、吐き気、嘔吐、心窩部痛、胃部不快感、胸やけ、腹痛、腹部膨満感、下痢、便秘、食欲亢進、食欲不振、めまい、ふらつき、頭痛、眠気、倦怠感、脱力感、しびれ、体重増加、糖尿病網膜症の悪化、息切れ、光線過敏症、脱毛、視力障害、味覚異常などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・むくみ、急激な体重増加、息切れ、動悸[心不全] ・意識障害、脱力感、冷や汗がでる、空腹感、手足のふるえ[低血糖] ・むくみ、急激な体重増加[浮腫] ・食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝障害・黄疸] ・発熱、体がだるい、のどが痛い、赤褐色の尿[溶血性貧血、無顆粒球症、汎血球減少] ・脱力感、筋肉痛、褐色の尿[横紋筋融解症] ・みぞおちの痛み、吐き気、黒色の便[胃潰瘍の再燃] ・発熱、せき、呼吸困難[間質性肺炎] |
代表的な 薬品名 |
リオベル配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
特徴 | 糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:アクトス)と糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:ネシーナ)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | 血糖値が高いときにインスリンの分泌を促したり、インスリンの働きを高めたりすることによって、血糖コントロールを改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠を1日1回朝食前または朝食後に服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、貧血、血圧上昇、動悸、胸部圧迫感、顔面潮紅、発疹、かゆみ、吐き気、嘔吐、胃部不快感、胸やけ、腹痛、腹部膨満感、胃腸炎、下痢、便秘、食欲亢進、食欲不振、めまい、ふらつき、頭痛、眠気、倦怠感、脱力感、しびれ、体重増加、糖尿病網膜症の悪化、息切れ、鼻咽頭炎、むくみ、関節痛、筋肉痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・むくみ、急激な体重増加、息切れ、動悸[心不全] ・むくみ、急激な体重増加[浮腫] ・食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害・黄疸] ・冷や汗がでる、空腹感、手足のふるえ[低血糖] ・脱力感、筋肉痛、褐色の尿[横紋筋融解症] ・発熱、せき、呼吸困難[間質性肺炎] ・持続的な激しい腹痛、嘔吐[急性膵炎] ・発熱、全身倦怠感、皮膚・眼・口内の発疹、赤い発疹[皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑] ・みぞおちの痛み、吐き気、黒色の便[胃潰瘍の再燃] ・便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐[腸閉塞] ・水ぶくれ、びらん、赤い発疹[類天疱瘡] |
代表的な 薬品名 |
グルベス配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
特徴 | 糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:グルファスト)と糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:ベイスン)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | インスリンの分泌をうながしたり、炭水化物をブドウ糖に分解する酵素のα-グルコシダーゼを阻害し小腸 からのブドウ糖の吸収を遅らせることで、食後の血糖の上昇(食後高血糖)を抑え、血糖値を改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は 1回 1錠を 1日 3回毎食直前(5分以内)に服用します。 (必ず食直前に服用してください。万一、飲み忘れた場合は、食事中でも良いのですぐに飲むようにしましょう。) |
副作用 | 主な副作用として、低血糖症状、腹部膨満、しびれ感、腹痛、放屁増加、体重増加などが報告されていま す。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・ 胸が圧迫されたり締め付けられるように痛い、冷汗[心筋梗塞] ・ めまい、異常な空腹感、手足が震える[低血糖] ・ 腹部膨満、鼓腸、放屁が増加する[腸閉塞] ・ 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[劇症肝炎、肝機能障害、黄疸] ・ 便秘、意識がうすれる、判断力が低下する[肝硬変患者での高アンモニア血症の増悪による意識障害] |
代表的な 薬品名 |
エクメット配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
特徴 | 糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:エクア)と糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:メトグルコ)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | 血糖値を調節するホルモンであるインクレチンを分解する酵素を阻害し、血糖値に応じてインスリンの分泌を促進します。また、肝臓で糖をつくるのを抑制したり、筋肉での糖の利用を促進したりします。これらの作用により、血糖コントロールを改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠を1日2回朝、夕に服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、便秘、下痢、吐き気などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・吐き気・嘔吐などの胃腸症状、倦怠感、筋肉痛[乳酸アシドーシス] ・全身倦怠感、皮膚や白目が黄色くなる、食欲不振[肝炎、肝機能障害、黄疸] ・まぶた・唇・舌の腫れ、息苦しい、蕁麻疹[血管浮腫] ・ふらつき、脱力感、冷汗[低血糖] ・筋肉の痛み、脱力感、赤褐色の尿[横紋筋融解症] ・激しい上腹部の痛み、腰背部の痛み、嘔吐[急性膵炎] ・腹部膨満感、持続する腹痛、嘔吐[腸閉塞] ・から咳、呼吸困難、発熱[間質性肺炎] ・かゆみの激しい水疱[類天疱瘡] |
代表的な 薬品名 |
イニシンク配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
特徴 | 糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:ネシーナ)と糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:メトグルコ)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | 血糖値を一定に保つ働きをするホルモンであるインクレチンを分解する酵素(DPP-4)を阻害して、血糖値が高いときにインスリン分泌を促します。また、肝臓で糖をつくる働きを抑制します。これらの作用によって、血糖コントロールを改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠を1日1回食直前または食後に服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、かゆみ、蕁麻疹、吐き気、嘔吐、腹部膨満、腹痛、胃腸炎、便秘、頭痛、めまい・ふらつき、手足のしびれ、倦怠感、鼻咽頭炎、むくみ、動悸、関節痛、筋肉痛、貧血、下痢、食欲不振、消化不良、胃腸障害、放屁増加、頭重、眠気、味覚異常、発汗、脱力感、空腹感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・吐き気、下痢、倦怠感、筋肉痛[乳酸アシドーシス] ・冷や汗がでる、空腹感、手足のふるえ[低血糖] ・持続的な強い腹痛、嘔吐[急性膵炎] ・食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝障害、黄疸] ・発熱、全身倦怠感、皮膚・眼・口内の発疹、赤い発疹[皮膚粘膜眼症候群、多型紅斑] ・脱力感、筋肉痛、褐色の尿[横紋筋融解症] ・便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐[腸閉塞] ・発熱、咳、呼吸困難[間質性肺炎] ・水ぶくれ、びらん、赤い発疹[類天疱瘡] |
代表的な 薬品名 |
メトアナ配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
特徴 | 糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:スイニー)と糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:メトグルコ)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | 血糖値を一定に保つ働きをするホルモンであるインクレチンを分解する酵素(DPP-4)を阻害し、血糖値に応じてインスリンの分泌を促進します。また、肝臓で糖をつくるのを抑制したり、筋肉での糖の利用を促進したりします。これらの作用により、血糖コントロールを改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠を1日2回朝、夕に服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、下痢、腹部不快感、便秘、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・胃腸障害、倦怠感、過呼吸(深く大きい呼吸)[乳酸アシドーシス] ・冷汗、空腹感、手足の震え[低血糖] ・排便の停止、腹痛、腹部膨満感[腸閉塞] ・持続的な激しい腹痛、嘔吐[急性膵炎] ・水ぶくれ、びらん[類天疱瘡] |
代表的な 薬品名 |
スージャヌ配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
特徴 | 糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:ジャヌビア)と糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:スーグラ)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | 血糖を一定に保つ働きをするインクレチンを分解する酵素を阻害し、血糖が高い時にインスリン分泌促進作用並びにグルカゴン濃度低下作用を増強します。また、腎臓で糖を再吸収するSGLT2を阻害し、過剰な糖を尿と一緒に排出させます。これらの作用によって、血糖コントロールを改善します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠を1日1回朝食前または朝食後に服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、頻尿、口の渇き、便秘などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・寒気、空腹感、手足のふるえ[低血糖] ・激しい上腹部の痛み、腰背部の痛み、吐き気[急性膵炎] ・水ぶくれ、びらん、紅斑[類天疱瘡] ・寒気、発熱、脇腹・背部の痛み[腎盂腎炎、敗血症] ・のどの渇き・口の渇き、尿の量が多い、めまい・ふらつき[脱水] |
代表的な 薬品名 |
カナリア配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
特徴 | 糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:テネリア)と糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:カナグル)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | 血糖値を調節するホルモンであるインクレチン分解を阻害することによりインスリン分泌を促進して血糖コントロールを改善し、また腎臓で糖の再吸収を阻害して血中の過剰な糖を尿中へ排せつすることで血糖値を下げます。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠を1日1回朝食前または朝食後に服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、頻尿、外陰部腟カンジダ症、便秘、口渇などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・冷や汗がでる、空腹感、手足のふるえ [低血糖] ・のどが渇く、からだがだるい、めまい [脱水] ・吐き気・嘔吐、深く大きい呼吸、意識・判断力の低下 [ケトアシドーシス] ・寒気、発熱、脇腹・背部の痛み [腎盂腎炎、敗血症] ・高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛 [腸閉塞] ・全身けん怠感、食欲不振、皮ふや白目が黄色くなる [肝機能障害] ・から咳、呼吸困難、発熱 [間質性肺炎] ・水ぶくれを伴う発疹 [類天疱瘡] ・激しい上腹部の痛み、腰背部の痛み、吐き気 [急性膵炎] |
代表的な 薬品名 |
トラディアンス配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
特徴 | 糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:ジャディアンス)と糖尿病治療薬(代表的な薬剤名:トラゼンタ)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | インクレチンを分解する酵素を阻害することにより、血糖が高い時にインスリン分泌促進作用並びにグルカゴン放出抑制作用を増強して血糖コントロールを改善し、また、腎臓においてグルコースを再吸収するSGLT2を阻害することにより、尿中のグルコース排泄量を増加させ、血糖を低下させます。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠を1日1回、朝食前または朝食後に服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、膀胱炎、便秘、頻尿などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・脱力感、空腹感、冷汗[低血糖] ・口渇、多尿・頻尿、血圧低下[脱水] ・吐き気・嘔吐、食欲減退、腹痛[ケトアシドーシス] ・寒気、発熱、脇腹・背部の痛み[腎盂腎炎、敗血症] ・高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛[腸閉塞] ・体がだるい、食欲不振、吐き気[肝機能障害] ・水ぶくれ、びらん、紅斑[類天疱瘡] ・咳嗽、呼吸困難、発熱[間質性肺炎] ・激しい上腹部の痛み、腰背部の痛み、吐き気[急性膵炎] |
※服用方法は年齢、症状により適宜増減されることがあります。 医師の指示通りに服用してください。
また、上記の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
監修 名古屋徳洲会総合病院 薬局 箱家 優子