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RI(核医学検査)

核医学検査とは

 RI(ラジオアイソトープ)検査とも呼ばれる核医学検査は、CT検査・MRI検査のような画像診断の一つです。放射性医薬品を体内に投与し、臓器や体内組織等への集積を画像化して、疾病の診断や治療効果の判定に有用な情報を提供することができます。

 また、CTやMRI検査による画像は、精度の高い形態的な情報(形態画像)を反映するのに対し、核医学検査では、血流や代謝等の機能変化を画像情報(機能画像)として反映することができます。

 これにより、疾病による形態上の変化が現れる前の微妙な兆候を、より早期に見つけることが可能となります。

 

 

核医学検査の流れについて

注射の準備

①注射の準備

 予約時間に来院・受付をして頂きます。

 放射性医薬品を投与する準備(血管ルートの確保)をします。

投与して待つ

 ②投与して待つ

 放射性医薬品を投与し、医薬品が目的とする臓器に

 集積する時間まで待ちます。(※)

※投与してから撮影までの待ち時間は、20~30分となることが多いですが医薬品によっては、3時間待つことや検査2日前に投与し、投与2日後に撮影するものもあります。

 

撮影

 ③ガンマカメラで撮影

 撮影時間は約20~40分となります

 

 ④撮影した画像の作成、データ解析

 

 

主な核医学検査の種類

 主な核医学検査として、脳血流シンチ、心筋シンチ、肺血流シンチ、骨シンチ、腎シンチ、ガリウムシンチ(炎症検査)があります。今回は、脳血流、心筋、骨シンチについて紹介させて頂きます。

 

○ 脳血流シンチグラフィー

 脳血流の異常を検出することで、脳血管障害の病態変化、認知症や変性疾患の鑑別、診断、てんかんの検出に役立ちます。

 

○ 心筋シンチグラフィー

 血管造影や冠動脈CTでは、心筋の機能評価は難しいため、心筋へ流れる血液の量や心筋の機能を画像化する方法として用いられます。

 

○ 骨シンチグラフィー

 がんが骨に転移すると起きる現象の一つに、骨を作りすぎる造骨作用があります。この作用を利用し、骨転移を見つけます。

 

 

 

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