ICT
●ICT(Infection Control Team:感染制御チーム)
院内感染とは病院内で細菌やウイルス等の病原体により引き起こされる感染のことを言います。
病院におられる患者様は感染に対する抵抗力が減少している場合が多く、医療従事者は院内感染のことを常に考慮して医療行為を行わなければなりません。
ICTは病院内における感染や感染の拡大を防ぐため、さらには職員の健康管理のため、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師などが集まり活動しています。また、院内感染症例への対応、抗菌薬使用のコンサルティングから手洗いの指導、院内感染対策マニュアルの整備などの活動を行います。
感染の分野で、薬剤師の職能を発揮できる業務の一つに抗菌薬の適正使用があげられます。
アミノグリコシド系抗菌薬やグリコペプチド系抗菌薬のように、TDMが必要とされる薬剤は言うまでもなく、すべての抗菌薬にはそれぞれ特性があり、間違った使い方をすると期待される効果が得られないばかりではなく、耐性菌を生み出してしまう原因にもなります。
これらを防ぐため、薬剤師がICTの中で重要な役割を果たします。