令和5年度 名古屋徳洲会総合 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 35 75 65 126 212 592 912 2216 2247 695
当院を退院した患者様の年齢層を10歳刻みで集計しています。年齢は入院時の満年齢です。
80歳代の方の割合が最も多く全体の31.3%を占めています。
また70歳以上の方の割合が全体の71.9%と高齢の方の割合が高くなっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 61 17.52 13.52 9.84 80.97
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 59 24.2 20.60 11.86 86.71
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし 18 15.56 10.25 5.56 81.39
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 14 6 4.73 0 70.57
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上)手術・処置等2なし 14 25.21 20.03 0 78.71
当科は広く深く、丁寧にあらゆる領域に、対応しています。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 22 13.77 7.20 13.64 64.95
010160xx99x00x パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 57.63 18.24
010160xx99x10x パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病なし 57.13 19.56
010230xx99x30x てんかん 手術なし 手術・処置等2 3あり 定義副傷病なし 33 13.15
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 9.5 4.73
神経変性疾患(パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、アルツハイマー病等)、脳血管障害、てんかん、片頭痛、プリオン病、髄膜炎、脳炎、免疫介在性病態(脳症、多発性硬化症、重症筋無力症、ニューロパチー)、筋疾患、末梢神経疾患等、神経内科領域全般の幅広い領域の診療を進めています。幸いなことに迅速な脳のMRI検査、脳波検査、筋電図・神経伝導検査、核医学検査の対応が可能な体制になっています。
患者数10件未満の、患者数・平均在院日数(自院)・転院率・平均年齢は、-の表示となっています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし  38 22.87 20.60 15.79 83.16
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 27 2.44 2.98 0 75.07
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 25 19.76 13.52 12 80.96
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 24 22.5 18.65 8.33 76.21
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 21 21.52 13.59 4.76 79.81
当科は専門医を擁し、肺腫瘍、間質性肺炎、呼吸器感染症、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などに対して高度な医療を行っています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 6.37
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 5.64
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし 5.86
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。)定義副傷病なし 8.61
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 5.96
患者数10件未満の、患者数・平均在院日数(自院)・転院率・平均年齢は、-の表示となっています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上)ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 93 2.92 4.55 1.08 69.22
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 70 16.41 8.75 7.14 79.29
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 53 9.11 8.95 5.66 72.98
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 41 3.61 6.87 0 63.12
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 38 10.42 9.89 0 73.16
当科の大きな特徴は、消化器内科と外科が一体となっていることです。これにより、診断から治療まで、迅速に診療させていただくことが可能です。
また、ロボット手術も導入しており、限られた施設でしか行えない、高度な医療を提供しております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 81 28.02 25.50 74.07 82.98
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 33 3.64 4.76 0 68.7
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。)人工関節再置換術等 26 28.19 21.96 11.54 76.27
160610xx01xxxx 四肢筋腱損傷 靱帯断裂形成手術等 21 14.33 15.58 0 66
160980xx99x0xx 骨盤損傷 手術なし 手術・処置等2なし 18 21.11 19.27 83.33 82.83
当科では股関節・大腿近位骨折、前腕の骨折が上位2つを占めています。
膝関節、股関節、肩関節に対する人工置換術、労働災害/スポーツ外傷による四肢腱筋損傷に対する手術加療、マイクロサージャリーが必要な重度手指外傷に対する治療を行っています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)手術なし 67 25.72 19.34 52.24 81.06
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病なし 発症前Rankin Scale0、1又は2 48 14.42 15.70 25 71.21
010060x2990400 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病なし 発症前Rankin Scale3、4又は5 40 19.65 19.17 40 84.75
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 39 11.56 8.38 30.77 68.13
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満)手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 36 20.67 19.09 63.89 68.61
当科は特に脳卒中診療に力を入れております。
脳梗塞に対しては超急性期の機械的血栓回収療法を24時間365日行える脳卒中コアの認定を受けております。
また、脳動脈瘤治療においても、新規デバイスであるフローダイバーステントの施行医として多くの症例を治療させていただいております。この他にも、重症頭部外傷、正常圧水頭症、高血圧性脳出血などの手術、ハイブリッド手術室を活かした液体塞栓物質であるOnyxでの塞栓後の脳動静脈奇形に対する難易度の高い手術も行っております。脊椎疾患の手術も行っており、椎間板ヘルニア、圧迫骨折に対するBKPなどを含め年間350例以上の手術を行っております。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050162xx01x1xx 破裂性大動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。)上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等2 1あり 53 35.62 34.42 24.53 69.94
050080xx0101xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。)ロス手術(自己肺動脈組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等2 1あり 33 20.03 21.53 6.06 68.33
050161xx97x1xx 大動脈解離 その他の手術あり 手術・処置等2 1あり 33 31.24 28.09 33.33 71.12
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 33 2 2.61 0 67.36
050163xx02x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。)腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)等 手術・処置等2 1あり 29 25.62 19.20 13.79 76.52
当科は、患者様の受け入れを断らないことを心掛けているため、他病院から救急搬送(県外も含め)され入院となる患者様も多くいます。
当院は、救急救命士が在籍しているため、緊急症例に対しては医師・救急救命士がドクターカーにて紹介先の病院へ行き(状況によっては臨床工学技士も同乗)、治療しながら当院へ転医搬送を行うこともあります。また、ドクターヘリの受け入れが可能な施設の為、超重症な患者様については、ドクターヘリでの受け入れも行っております。
当科の特徴としては大動脈瘤・解離の破裂で手術を行った症例数が、全国的にみても多い病院になります。
大動脈瘤とは、大動脈(心臓から出された血液を全身に運ぶための一番太い血管)が、こぶ状に膨らんでしまう状態をいいます。大動脈解離とは、大動脈にある内膜、中膜、外膜のうち、中膜が弱くなり内膜の一部が裂けて、内膜と外膜が剥がれてしまう状態のことをいいます。この病気は偶然発見されることが多く、破裂してしまうと救命率はかなり低くなる病気になります。
その他にも、心臓弁膜症や狭心症・急性心筋梗塞、その他血管治療(急性動脈閉塞、シャント治療)で手術を行った症例も多くいます。
心臓弁膜症は、心臓には血液の逆流を防ぐための4つの弁があり、それぞれの弁が血液を循環させるために大切な働きをしています。この弁が正常に機能しなくなった状態(血液の逆流等)が心臓弁膜症です。
狭心症、急性心筋梗塞とは心臓の冠動脈という血管が狭窄や閉塞し、心筋に十分な血液が送れなくなる疾患です。狭心症に比べ、急性心筋梗塞になってしまうと救命率は低くなってしまいます。
シャント治療は、腎不全患者の透析導入後に起こる、シャントトラブル(シャント閉塞・狭窄や感染等)の入院になります。ほとんどのシャントトラブルの患者様は、他病院からの紹介患者になります。
急性動脈閉塞は、動脈硬化により血管内が狭窄または閉塞して、それにより末梢領域に虚血をきたす疾患です。比較的太い動脈の大腿動脈、膝窩動脈、腸骨動脈が好発部位になります。
下肢静脈瘤は、脚の静脈に起こる血管疾患で、こぶ状に膨らんでいる、血管が浮き出て見える等が特徴で、見た目だけでなく、痛み、むくみ、だるさ、皮膚炎、潰瘍などの症状が現れる方もいます。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 130 2.38 2.54 0 77.58
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 4.46
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり 片眼 7.81
020400xx97xxxx 眼、付属器の障害 手術あり 8.09
020200xx9700xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 5.71
患者数10件未満の、患者数・平均在院日数(自院)・転院率・平均年齢は、-の表示となっています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 12.88
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 9.29
080007xx97xxxx 皮膚の良性新生物 その他の手術あり 5.64
患者数10件未満の患者数・平均在院日数(自院)・転院率・平均年齢は、-の表示となっています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 80 2.04 2.44 0 74.24
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 53 7.91 6.85 1.89 79.09
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 29 14.48 11.19 0 70.1
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 15 11.73 13.52 0 62.07
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 11 8.18 5.22 0 66.27
当科では、前立腺癌、膀胱癌、腎癌、腎盂・尿管癌の患者さんが多いのが特徴です。
前立腺に関しては、手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使用した低侵襲手術を行っております。
低侵襲手術として、経尿道的手術、腹腔鏡下手術も行っております。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 317 3.79 4.57 0 64.76
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし 1,2あり 手術・処置等2なし 203 3.01 4.26 0.49 73.32
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 114 19.61 17.38 6.14 81.65
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし 1,3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 76 11.82 9.77 2.63 79.63
050050xx9920x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 73 3.7 3.25 0 71.92
 循環器内科は、心臓や血圧に関わる内科的疾患に対して検査や治療を進めていく診療科です。それらの内、特に心臓の働きに関わる異常を詳細に調べ、薬を用いた治療ばかりでなく、カテーテルを用いた非薬物療法も積極的に進めております。
 心臓は全身に血液を送るポンプとしての役割を担っており、その心臓自身に血液を送る血管(冠動脈)が狭くなり、必要とされる血液が十分に供給されなくなる(虚血)と狭心症、完全に詰まり心臓の筋肉が壊死すると心筋梗塞と言います。心筋梗塞は発症後短時間で命に関わる可能性がありますが、狭心症の段階で治療すれば心筋梗塞の発症を防ぐ事が可能です。そのための検査の一つが冠動脈造影(CAG)で、実際に冠動脈に直接造影剤を入れて病変(狭窄部位)を調べます。また狭窄が見つかれば、冠動脈形成術(PCI)を施行します。
 不幸にして心筋梗塞を発症すると、心臓の働きが低下しこれまで難なく過ごし得た日常生活でも容易に息切れや倦怠感を自覚するようになります(心不全)。その治療のため、心臓CT、心臓MRI検査、心臓RI(心筋シンチグラフィ)を施行して的確な治療法を選択しています。心臓が弱ると尿の排出が悪くなり肺に水が貯まること(肺水腫)もあります。心臓の負担を取るため、強制的に水分を体外に排出する(緊急透析)治療を行い、自他覚症状の改善を図ります。
不整脈は脈の乱れ、動悸を症状とする病気です。心臓は筋肉でできており、脳が脊髄や神経を介して手足を動かすように、心臓にも脈拍を司る中枢があり、手足を巡っている神経のような電線(刺激伝導系)に僅かな電気を流して心臓は拍動しています。その電気の異常が不整脈の原因です。脈が速くなる頻拍性不整脈に対しては、カテーテルアブレーションと言う治療法が開発され、比較的少ない侵襲で治療することが出来るようになりました。この方法は、爪楊枝と同じくらいの太さの管(カテーテル)を、足の付け根や首の付け根や肩などの血管を通して心臓まで挿入し、その先端についている電極から電気を流し病気の元となる場所を焼灼します。最新の3Dマッピングシステムを使用して、より安全にかつ低被ばくでの治療を心がけております。電線が障害を受け脈拍が遅くなる徐脈性不整脈に対しては、ペースメーカー植え込み術を施行する等して治療致します。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 16 1 8
大腸癌 33 35 41 49 13 2
乳癌 23 26 1 8
肺癌 21 28 53 14 1 7・8
肝癌 13 2
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大癌と呼ばれる胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の患者さんの数を初発のUICC病期分類、および再発に分けて集計していきます。
UICC病期分類とは、UICC(国際がん連合)によって定められた
①原発巣の大きさと進展度
②所属リンパ節への転移状況
③遠隔転移の有無
の3つのカテゴリーによって各がんをⅠ期(早期)からⅣ期(末期)の4病期(Stage)に分類するものです。
10件未満はーの表示となっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症
中等症 97 18.57 81.3
重症 37 19.08 86.46
超重症 26 20.54 85.04
不明
成人の市中肺炎の患者さんの数を重症度別に集計しています。
集計対象となる年齢は18歳以上です。
重症度分類は市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)の「A-DROP」を用いています。
中等症の患者様が最も多くなっています。
患者集10件未満の、患者数・平均在院日数・平均年齢は、ーの表示となっています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 239 24.61 78.9 36.84
その他
脳梗塞の患者さんについて集計しています。
発症後3日以内とその他に分けています。
患者数10件未満の、患者数・平均在院日数・平均年齢・転院率は、-の表示となっています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 81 0.14 1.7 1.23 67.38
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 63 0.79 3.9 1.59 64.08
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 50 0.24 13.16 8 81.6
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 50 2.85 12.88 2.5 76.35
K654 内視鏡的消化管止血術 36 0.5 11.75 5.56 74.5
低侵襲手術である胸腔・腹腔鏡下手術を積極的に導入しているのはもちろんのこと、大学病院でしか行わないような高度な手術をほとんど実施できるような体制をとっています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) 64 2.23 21.78 64.06 80.78
K0821 人工関節置換術(肩、股、膝) 38 3.47 27.66 13.16 76.42
K0811 人工骨頭挿入術(肩、股) 32 2.19 24.13 65.62 83.22
K0732 関節内骨折観血的手術(胸鎖、手、足) 31 0.48 8.52 3.23 71.16
K0463 骨折観血的手術(鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く)、足) 22 2.68 7 4.55 56.27
上記手術の他にも、スポーツ整形外科、関節整形外科(肩、肘、膝、股関節)に対する手術も行っております。特に60歳以上で肩、膝の痛みでお困りの患者さんや繰り返す肩関節脱臼でお困りの方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談下さい。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間または、多椎弓の場合を含む)(椎弓形成) 38 5.05 23 21.05 71.61
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 38 0.66 16.42 28.95 80.97
K1781 脳血管内手術(1箇所) 20 0.9 42 30 62.9
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 19 6.21 9.58 5.26 76.47
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの)(脳内のもの) 15 0.2 38.73 40 70.2
当科は特に脳卒中診療に力を入れております。
脳梗塞に対しては超急性期の機械的血栓回収療法を24時間365日行える脳卒中コアの認定を受けております。
また、脳動脈瘤治療においても、新規デバイスであるフローダイバーステントの施行医として多くの症例を治療させて頂いております。この他にも、重症頭部外傷、正常圧水頭症、高血圧性脳出血などの手術、ハイブリッド手術室を活かした液体塞栓物質であるOnyxでの塞栓後の脳動静脈奇形に対する難易度の高い手術も行っております。脊椎疾患の手術も行っており、椎間板ヘルニア、圧迫骨折に対するBKPなどを含め年間350例以上の手術を行っております。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5601ニ 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む)(上行大動脈)(その他のもの) 72 0.11 41.31 33.33 72.56
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) 47 0.66 3.66 6.38 72.55
K5607 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む)(腹部大動脈瘤(その他のもの)) 37 2.62 25.27 21.62 78.11
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの)(2吻合以上のもの) 29 1 17.79 3.45 71.9
K5612イ ステントグラフト内挿術(1以外の場合)(胸部大動脈) 29 4.93 29.41 10.34 69.76
当科は、24時間スタッフが待機している為、断ることなく緊急手術の対応が可能です。
当科の特徴としては胸部・腹部大動脈瘤・解離症例による手術をする患者様が多くいます。破裂の症例も多く、他府県から緊急搬送されてくる患者様も多い症例になります。
手術は、人工血管置換術(瘤や解離の部分を切除し、人工血管に置き換える手術)を施行しています。また、この症例に対しては、低浸襲な手術もおこなっています。ステントグラフトという特殊な人工血管を、大腿の付け根などから血管に挿入し、患部で拡張することで、大動脈瘤・解離に血液が流れないようにする手術、ステントグラフト内挿術も実施しています。この手術は、カテーテルによる手術となる為、外科的治療のように開胸・開腹の必要がなく、身体の負担が少なくなる等のメリットがあります。(患者様の症状や状態によりどの手術が適応か心臓血管外科・循環器内科のチームで判断させていただいています)
その他にも狭心症・心筋梗塞症例(心室中隔穿孔、心破裂等も)や心臓弁膜症にも緊急対応できるよう体制を整えています。
狭心症・心筋梗塞の手術では、ほとんどの患者様は人工心肺を使わず、特殊な機械を使用し心臓を動かしたまま冠動脈・大動脈バイパス術を施行しています。また、当院では、低浸襲な手術にも取り組んでおり、通常は胸を大きく切開し手術を施行しますが、切開部分を最小限にとどめる手術(主に脇の下あたりに10㎝程度の切開)MICS手術も実施しております。(患者様の症状や状態によりどの手術が適応か心臓血管外科・循環器内科のチームで判断させていただいています)
心臓弁膜症による手術では、弁置換術(弁を切除し、人工弁に取り換える手術)や弁形成術(弁の形を整える手術)を施行しています。また、当院では、低浸襲な手術にも取り組んでおり、通常は胸を大きく切開し手術を施行しますが、切開部分を最小限にとどめるダヴィンチ(ロボット支援下)手術、胸腔鏡下手術、MICS手術(主に脇の下あたりに10㎝程度の切開)や、カテーテルによる手術(経カテーテル大動脈弁置換術【TAVI】、経皮的僧帽弁クリップ術【MitraClip】)も実施できる施設です。(患者様の症状や状態によりどの手術が適応か心臓血管外科・循環器内科のチームで判断させていただいています)
また、その他にもIMPELLA補助循環用ポンプカテーテル、潜因性脳梗塞に対する卵円孔開存閉鎖術(PFO)、経皮的左心耳閉鎖システム(WATCHMAN)の実施施設になります。
その他の血管治療としてシャント手術、急性動脈閉塞手術、下肢静脈瘤手術にも当科で対応しています。
シャント手術とは、腎機能が悪化し透析をしている患者様の血管が狭窄または閉塞してしまった疾患に対する手術になります。
急性動脈閉塞による手術では低侵襲なカテーテルを使った手術を施行しています。また、患者様の症状によって、人工血管を使用して血行再建を図る手術(バイパス術)も施行しています。
下肢静脈瘤による手術では、低侵襲なカテーテルを使った、下肢静脈瘤血管内焼灼術や下肢静脈瘤血管内塞栓術を施行しています。血管内焼灼術ではラジオ波電流を発生するジェネレーターに接続されたカテーテルを静脈内に挿入し、カテーテル先端の発熱コイルを熱することにより静脈を熱凝固する手術になります。血管内塞栓術では、逆流を起こしている静脈内に医療用の接着剤を注入して固め、血流の逆流を止める手術になります。血管内塞栓術は、日本国内において、2019年12月に保険適用となり、比較的新しい下肢静脈瘤の治療法です。伏在静脈抜去術に比べ手術侵襲を軽減できる手術になります。また、この他にも患者様の症状にあわせて、高位結紮術、抜去切除術なども行っています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 131 0.36 1.02 0 77.73
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの)
K252 角膜・強膜異物除去術
K2761 網膜光凝固術(通常のもの(一連につき))
K279 硝子体切除術
患者数10件未満の、患者数・平均術前日数・平均術後日数・転院率・平均年齢はーの表示となっています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 62 0.85 5.23 0 77.5
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 29 1.55 11.93 0 70.1
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 12 5.5 6.17 0 67.25
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術
手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使用した前立腺癌の摘出術は、術後の経過も安定かつ良好であるため、クリニカルパスを使用して患者さんへの分かりやすい説明と医療の質の向上に努めています。
患者数10件未満の、患者数・平均術前日数・平均術後日数・転院率・平均年齢は、-の表示となっています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの) 271 0.6 2.52 0 67.87
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) 177 1.8 3.12 0.56 73.85
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 89 1.45 8.45 1.12 76.37
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症に対するもの) 62 0 10.94 1.61 73.5
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他のもの) 51 0.82 4.02 1.96 49.27
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一 22 0.31
異なる 53 0.74
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 145 2.02
異なる
重症な疾患である播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症について症例数・発生数を集計しています。
入院の契機になった病名と同一性の種類を分けています。
症例数10件未満の、症例数・発生数はーの表示となっています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
660 555 84.09
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
3860 3661 94.84
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
938 855 91.15
更新履歴
2024/10/1